子どもにココアは何歳からOK?栄養価やおすすめレシピも紹介

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寒い季節になると飲みたくなるココア。甘くてホッとする味は、大人だけでなく子どもも大好きですよね。

「でも、カフェインが入っているココアを子どもに飲ませていいの?」気になる方も多いと思います。この記事では、子どもや赤ちゃんが何歳からココア飲んでも大丈夫なのか、気になる点やおすすめの飲み方などについてご説明します。

【結論】子どもにココアは何歳から飲ませていい?

子どもにココアを飲ませるのは、1歳を過ぎたらあげても大丈夫です。ただし、砂糖が入っているミルクココアではなく、無糖の純ココアを選びましょう。あくまでも飲んで大丈夫ということであり、ココアについての栄養価や詳細については、次の見出しからどうぞ!

子どもは何歳からココアを飲める?

0歳

0歳の赤ちゃんには、ココアは与えないのが基本です。離乳前の赤ちゃんは消化器官や肝臓・腎臓などが未熟なため、カフェインやテオブロミンを含むココアは負担になりやすいです。また、砂糖や脂肪分も消化に適していません。離乳食が完了するまでは、母乳やミルクを中心にしましょう。

1~2歳

一般的には1歳を越えればあげても大丈夫です。実際、保育園でもココアを使っておやつを作る機会も多いです。注意する点は、ココアは大きく分けると純ココア・調整ココアがあり、子どもにあげるなら純ココアを選びましょう。

調整ココアは砂糖や添加物など入ってるため、あげるのは控えた方がいいです。

3歳~

3歳以上になると、ココアを通常量で楽しむことが可能ですが、カフェインや砂糖の摂取量には注意が必要です。甘さ控えめのココアや、牛乳や豆乳で割るなど工夫すると健康的に楽しめましょう。

おすすめは甘さを調整できる純ココアです。市販のミルクココアは牛乳で溶かすだけで簡単にできますが、砂糖を取り過ぎる危険があるため、飲み過ぎには注意です。

ココアに栄養はある?子どもへのメリットやデメリット

「子どもにココアを飲ませても大丈夫なのか?」と心配するパパやママも多いのではないでしょうか?まずは純ココアの代表的な栄養価についてご紹介します。

成分 100gあたり 1杯分(約5g)あたり
鉄分 約14mg 約0.7mg
マグネシウム 約500mg 約25mg
食物繊維 約23.5g 約1.2g
カカオポリフェノール 約2000mg 約100mg
カフェイン(テオブロミン含む) 約200mg(カフェイン)
約2000mg(テオブロミン)
約10mg+約100mg

ココアには子どもの成長に欠かせない、鉄分やマグネシウムが含まれているのがポイントです。カフェイン10mgは多いのか区別がつかないと思いますので、代表的なカフェインを含む飲み物と比べてみます。

飲み物 1杯の目安量 カフェイン量(目安)
ココア(純ココア) 約150ml(5g使用) 約10mg + テオブロミン約100mg
緑茶(煎茶) 約150ml 約30mg
カフェオレ 約150〜200ml(コーヒー+牛乳) 約30〜60mg(※コーヒー量で変動)
コーヒー(ドリップ) 約150ml 約80〜120mg

比較してみると、カフェインの量はこの中では一番少ないことがわかります。ただし、毎日飲む・夕方や夜に飲むと、微量でも影響があるので気を付けましょう。

ココアの効能とは?胃腸を整え体に優しい飲み方についてはこちらから

ココアを飲むメリットとデメリット

  メリット デメリット
栄養面 鉄・カルシウム・マグネシウムなどが摂れる カフェインが含まれるため摂りすぎ注意
体への効果 テオブロミンによる冷え性改善 胃腸への負担・下痢の原因になることも
気分・美容 セロトニンでリラックス効果、美容にうれしいポリフェノール 砂糖を入れすぎると肥満や虫歯のリスク
子育て面 保育園給食でも不足しやすい栄養を補える 与えるタイミングによっては睡眠を妨げる

ココアを飲むと幸せな気分になるのは、幸せホルモンと呼ばれる『セロトニン』が含まれているためです。先ほど紹介した、鉄分やマグネシウム以外にも、テオブロミンによる冷え性の改善、食物繊維によって胃腸を整える効能、カカオポリフェノールによる美容効能など、ココアには様々なメリットがあります。

保育園の給食でも、鉄・カルシウムは不足がちな栄養素なので、微量でも摂れるとうれしいですね。森永乳業の公式サイトでも、「9ヶ月をすぎて「フォローアップミルク」を飲むようになったら、1回量につき耳かき1杯程度の純ココアを混ぜてもかまいません。」と利用が推奨されています。

ココアは何歳くらいから飲ませてもいいですか? | お問い合わせ窓口 | 森永製菓株式会社

もちろんデメリットもあるため、『子どもに必要な栄養素が入ってるなら、何歳からと言わず、小さい頃からあげてもいいのでは?』そんな風に思う方もいるかもしれませんが、カフェインが含まれてることを忘れてはいけません。

ココアの摂りすぎは、睡眠を妨げや胃腸の負担になり食物繊維も豊富なので、おなかがゆるくなることもあります。また甘みをつける際に、砂糖を入れ過ぎてしまうと、血糖値があがる肥満の原因になるので気を付けましょう。

ココアとチョコレートの違いとは?

ココアとチョコレートは、実はどちらも原材料はカカオを使っています。しかし、加工の仕方や加える材料によって、子どもに与える際の安全性や成分が大きく変わります。

チョコレートは砂糖や脂肪分が多く含まれるため、幼児には3歳ごろからが目安です。砂糖は依存性があり、カロリーも高いため、注意が必要です。(砂糖1gで4キロカロリー)

一方、純ココアは砂糖を自分で調整でき、余計な添加物も少ないので、より安全に楽しめます。「ココアがいいならチョコレートもいいよね?」とならないようにしましょう。

カカオ豆を焙煎↓

圧砕して細かく↓→カカオニブ

攪拌してペースト状↓→カカオマス

カカオマスにカカオバター・砂糖・粉乳などを加えたもの→チョコレート

カカオマスをさらに攪拌して、カカオバターだけを搾り出し、残ったもの→ココア

同じ原材料でも、その後なにを加えてるかで大きく変わります。

詳しくはこちらのサイトでご紹介してます。↓↓

【原料は一緒!?】意外に知らない! チョコレートとココアの違いとは? | 東京ガス ウチコト (tg-uchi.jp)

チョコレートにはどのくらい砂糖が入ってる?

チョコレートに砂糖が入ってるのは知ってますが、一体どのくらい入ってるのでしょう?

まずはブラック・ミルク・ホワイトの3種類の特徴を比較してみましょう。

種類 カカオ分 ミルク分 砂糖 特徴
ブラックチョコレート 約60%(例) ほぼなし 約40%(例:200g中80gが砂糖・添加物) カカオの風味が強く、砂糖控えめ
ミルクチョコレート 約30〜38% 約20〜30% 約40〜45% 甘さが強く、子どもや初心者に食べやすい
ホワイトチョコレート 約30%(カカオバターのみ) 約25〜30% 約45%前後 カカオマス不使用、ミルキーさと甘さが際立つ

ブラックチョコレート

ブラックチョコレートは、よくカカオ○○%と表記されていませんか?

ブラックチョコレートは大まかに言えばカカオ60%の場合、残り40%が砂糖や添加物を表します。

200gカカオ60%の場合、120gカカオ分、残り40%の80gが砂糖など添加物となります。

ミルクチョコレート

ミルクチョコレートの割合は、カカオ分30〜38%・ミルク分20〜30%・砂糖40〜45%

メーカーによってもちろん違いますが、砂糖が1番多く含まれていることが多いです。

ホワイトチョコレート

ホワイトチョコレートはカカオマスが入っていないため、チョコレートではない!と言う方もいますが、どんな割合なんでしょうか?

カカオ分(カカオバターのみ)30%前後・ミルク分25〜30%・砂糖45%前後

チョコレート特有の香りはカカオマスから来るものなので、ホワイトチョコレートにはそれがありません。

クーベルチュールチョコレートとは?普通のチョコレートとの違いについてはこちらから

おすすめの市販のココア

バンホーテン/粉末ココア

ココアと言えば「バンホーテン」と思い浮かぶほど人気のココアです。缶の容器に入っているため湿度の影響を受けにくく、安定した味に仕上がっています。


バンホーテン 粉末 ピュアココア 200g

Emmy organics/オーガニック 純ココアパウダー【有機JAS認証】

【カラダに良いだけでなく、美味しい!そして価格も手頃だとなお嬉しい!そんなワガママを叶えるのがemmy organics!】がキャッチコピー。有機JAS認証を取得のカカオ豆100%で作られた無糖・無香料・無添加のココアです。


emmy organics 【400g】オーガニック 純ココアパウダー(ピュア)【有機JAS認証】無糖 無着色 無香料 ピュアココア オランダ産

夜久野物産/丹波黒 黒豆ココア

丹波黒豆専門店が届ける黒大豆きな粉をブレンドしたココア。ココアと大豆が合わさりコクのある味に仕上がっています。黒大豆に含まれるイソフラボンやレシチン、サポニンなどの栄養素が豊富なのも特徴です。


夜久野物産 丹波黒 黒豆ココア 無糖 320g 【160g×2袋セット】 たんぱく質 ポリフェノール イソフラボン 砂糖不使用 無添加 ホット ココア チョコレート 2袋

ココアを使った子ども向けおすすめレシピ【3選】

1歳を越えればココアをあげてもいいので、飲むだけでなくおやつとしても使ってみませんか?

おやつとして使う場合も、ピュアココアを使うことを忘れないようにしましょう。

どのココアを買えばいいのか迷ったときは、こちらのサイトを参考にしてみてください。

ココアは何歳から飲める?1歳の子供におすすめ市販のココアパウダー3選 | ままとごはん (mamatogohan.com)

プレゼントにも最適♪ 赤ちゃんクッキー

ココアを使うことで、2色の生地を簡単に作ることができます。

顔のパーツを作って焼けば、赤ちゃんだけでなく、似顔絵やキャラクターなど好きなものを作れます。

定番 市松模様のアイスボックスクッキー 作り方・レシピ | クラシル

おからパウダーで作るしっとりソイブラウニー

おからを使うことで、ヘルシーなおやつに早替わり。

料理で使いきれないことも多いおから、ココアと合わせることで、濃厚ながらもヘルシーなおやつに仕上がります。

おからとココアのケーキ 作り方・レシピ | クラシル

おうちでつくれる豆腐のこくうまチョコアイス

チョコレートだけでなく、ココアを入れることで、よりチョコレート感を楽しめます。

混ぜて合わせるだけで作れるアイスクリーム。アイスクリームメーカーがあれば、使っても良いですよ。

罪悪感0!ココアお豆腐アイス | クラシル

いろんなお菓子を紹介しましたが、砂糖の代わりやトッピングにはちみつを使う場合は、はちみつは1歳未満は食べれませんので、絶対にあげないようにしましょう。

はちみつは何歳から?赤ちゃんNGの理由と子育て家庭が知るべきポイントはこちらから

子どもへのココアQ&A

子どもにココアはいつから飲ませていいの?

一般的には1歳ごろからが目安です。ただし、甘さ・カフェイン・アレルギーの観点から、最初は薄めて少量ずつ与えるのが安心です。

調整ココアと純ココア、子どもに向いているのは?

小さい子どもには調整ココア(砂糖や乳入り)の方が飲みやすいですが、糖分が多めです。純ココアを使って甘さ控えめに手作りする方が、健康面では安心できます。

ココアにカフェインは含まれているの?

少量ですが含まれています。純ココア1杯(約5g)で約10mgのカフェインと約100mgのテオブロミンが含まれます。緑茶やコーヒーよりは少ないものの、夜の摂取は避けるのがベターです。

ココアは1歳以降なら食べてもOK!でも食べすぎには注意!

チョコレートもココアも3歳からと認識していたかもしれませんが、1歳以降になればココアをあげても大丈夫です。

ただ、何歳からあげてもいいと言うのは、あくまでも目安です。

自分の子どもにはまだ早いかな?と思えば、急いであげる必要はありません。

今回もご閲覧ありがとうございます。

よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و

ホワイトチョコレートはチョコじゃない?カカオが入っていない?についてはこちらから

元パティシエ/現保育園調理員「よしみけ」
元パティシエ&保育園調理員【食育のプロ】

初めまして!元パティシエ/現保育園調理員の「よしみけ」です。
パティシエの経験を始め、ホテルマンや専門店のサービス、保育園調理員の経歴を持ち、スマホの普及により、情報が溢れる今、正しい情報を伝えたいという想いからブログをスタート。
赤ちゃんから大人までのごはん・デザートをテーマに、食のスペシャリストとして15年以上の現場経験をもとに生きた情報をお届けします。
【保有資格】
・調理師免許
・薬膳コーディネーター
・HRS(ホテルレストランサービス技能検定)3級
・ジュニア野菜ソムリエ
・ふぐ調理師免許

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