春の季節は心地よいですが、暖かさと一緒に花粉もたくさん飛びます。
目も痒く、鼻水も出てマスクやティッシュが手放せない…
それなら、食事を変えて腸内環境を整え、花粉症を治してみませんか?
一度発症すれば花粉症は治らないと思いがちですが、花粉症を理解することで、改善することができます。
目次
一度発症した花粉症は治るの?
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花粉症が発症してしまうと、毎年花粉症の常連になります。
結論としては、完治は難しいですが、食事を変え腸内環境を良くすることで、症状を和らげることは可能です。
人の体をコップとし、花粉を水として例えてみましょう。
毎年スギやヒノキの花粉が飛ぶことで、コップに水が溜まっていきます。
何年も蓄積すると、コップいっぱいに水が溜まり、いずれ水が溢れます。
この溢れた状態が、花粉症が発症したということです。 逆に言えば、コップの水が溢れなければ、花粉症は発症しません。
花粉症にならない人は、コップの容量が大きい・水が溜まらない環境にいるなど、体質や環境によって変わります。
なぜ花粉症になるの?
『子供の頃は平気だった、去年までは大丈夫だったのに、今年から急に…』
鼻が詰まっていると、せっかくの食事が台無しに…
そんな方が多いと思いますが、大人になるとなぜ花粉症になる方が増えるのでしょうか?
花粉症はアレルギー
花粉症は季節性アレルギーと言われ、アレルギーの一種です。
花粉に含まれる物質が、アレルゲンとなり花粉症が発症します。
花粉症はいきなりなるわけでなく、段階を踏んでなっていきます。
①何年も花粉に触れると、体内で花粉に対するアレルゲンが発生し、抗体という特殊なタンパク質を作ります。
②アレルゲンと抗体が反応し、細胞の表面で炎症を起こすヒスタミンなどが放出されます。
③炎症を引き起こすヒスタミンなどが、目や鼻などの粘膜に作用し、花粉症の症状を起こします。
花粉症対策には腸内環境を整える
花粉症の薬を飲めば、一時的には良くなるかもしれませんが、あくまでも対処療法です。
薬も使わず治すためには、腸内環境を良くすることが大切。
腸内環境を良くし、免疫力を高めることで、アレルギー反応を弱くしたりすることができますので、食事を変えて体質改善を目指しましょう。
善玉菌を摂る
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腸内環境を良くするためには、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やすことが大切です。
善玉菌を増やすには、ヨーグルトなどの乳製品・キムチなどの発酵食品があります。
『発酵食品は苦手だから、代わりにヨーグルトをたくさん食べよう!』
っと思った方、ちょっと待って下さい。
実は乳酸菌には、動物性と植物性があります。
動物性は、腸に届く前に胃酸などに壊されてしまいやすいので、植物性の乳酸菌を摂るようにしましょう。
食物繊維は善玉菌のエサに
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いくら善玉菌を増やしても、エサとなるものがないと、善玉菌が育ちません。
食物繊維は、善玉菌のエサや便通を良くするため、腸内環境を整えてくれます。
食物繊維には、不溶性と水溶性の2種類ありますが、バランスよく摂ることが大事です。
不溶性食物繊維
腸を刺激し、便のかさを増やす役割があります。
主な食材:ごぼう・ブロッコリー・モロヘイヤ・きのこ類などの野菜
干し柿・りんごなどの果物
大豆・小豆・納豆などの豆類
水溶性食物繊維
水に溶ける性質のため、水分をたくさん含みゼリー状になり、腸の中の老廃物などを吸着しながら便となります。
主な食材:ひじき・ワカメなどの海藻類
こんにゃく・じゃがいもなどの野菜
生プルーン・みかんなどの果物
バランスの摂れた食事
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腸内環境以外にも、粘膜や細胞の強化も大切です。
・皮膚や粘膜を強くするためのタンパク質
・粘膜を健康に保つ・細胞の再生を助けるビタミンAやB2
・免疫細胞や粘膜の細胞を作るためのタンパク質の合成に欠かせないビタミンB6
タンパク質やビタミン各種を、意識して摂っていきましょう。
腸内環境を整える食べ物
食事で腸内環境が良くなることはわかりましたが、具体的にどんなものを食べればいいのか?
花粉症を和らげる3つの食材をご紹介します。
発酵食品
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発酵食品に含まれる乳酸菌には、善玉菌がたくさんいます。
さらに、腸の粘膜を健康な状態にしたり、花粉症の原因であるIgE抗体を抑制させます。
先ほども言いましたが、ヨーグルトやチーズなどの動物性の乳酸菌は、胃酸などで壊されやすいので、漬物・ぬか漬けなど植物性の乳酸菌を摂りましょう。
玄米
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玄米は白米に比べると、ビタミンやミネラルが豊富なのは知ってますよね?
では、米ぬかにγ−オリザノールという、抗アレルギー物質があることは知っていますか?
玄米には米ぬかが含まれているため抗アレルギー物質はもちろん、それ以外にも多くのミネラルが含まれています。
お茶
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みなさん家でなにをよく飲みますか? コーヒー・紅茶・水・ジュースなど、いろいろありますが、花粉症にはお茶が効きます。
お茶の中でも、特に【べにふうき茶】というのがおすすめです。
抗アレルギー成分で、花粉症に有効なメチル化カテキンが含まれていて、一般的なお茶に比べると、カフェインが少なめなので、妊婦さんでも飲めます。
他にも、ハーブティー・緑茶なども効果があります。
腸内環境を悪化させる食べ物
食べ物によっては、腸内環境を悪化させてしまうものもあります。
どんな食べ物がおすすめしないか見てみましょう。
甘いもの
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お菓子にはたくさん砂糖やバターが使われています。
高カロリー高脂質で、さらに砂糖には体を冷やす作用があるため、腸内環境が悪くなります。
脂質の摂りすぎは、悪玉菌を増やす原因になり、花粉症を悪化させてしまいます。
アルコール
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花粉は体内に入ることもありますので、その時は解毒が必要です。
アルコールは肝臓に負担をかけるため、花粉症の解毒を仕切れず、体内に留めてしまいます。
早々に解毒し、体外に排出するには、肝臓がいつも動ける状態にしておきましょう。
辛いもの
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辛いものを食べると、鼻の粘膜を刺激したり、体に熱が溜まり炎症が起こりやすくなります。
少量なら大丈夫ですが、食べ過ぎには注意です。
花粉症に効く腸内環境を整える食事
毎日の食事は欠かせないですが、せっかくなら美味しく花粉症に効く食事がいいですよね。
手軽に作れるものをご紹介します。
お味噌汁
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日本人と言えば、やはり味噌汁。
手軽に野菜もたくさん食べることができ、腸内環境にも良く栄養も摂れます。
注意して欲しい点は、味噌の種類です。
特売味噌などの安価な味噌ではなく、大豆・米麹・塩で時間をかけて発酵して作られた味噌を選びましょう。
よくある出汁入り味噌は、添加物が多いため、味噌の効能としては期待出来ません。
漬物
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ヨーグルトやチーズが発酵食品なのはご存知ですが、手軽にお漬物やキムチなども発酵食品です。
漬物やキムチは、野菜を乳酸菌発酵させたもので、植物性の発酵食品です。
植物性の乳酸菌は胃酸に負けず、腸内環境まで届くので、花粉症の予防・改善に効果があります。
ただし、安価なものだと、添加物などが多く入っているため、選ぶときは原材料をよく確認しましょう。
まとめ
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国民病とも呼ばれる花粉症は、2人に1人はいると言われてます。
乳酸菌を意識して摂るようにすれば、自然と花粉症を和らげることが出来るので、積極的に摂っていきたいですね。
食べてから体に吸収されるまで、3ヶ月ほどかかりますので、毎日腸内環境を整えていきましょう。
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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