こんにちはよしみけです。
子どもも大人も好きなココアですが、美味しいだけでなく健康にも良いのをご存知ですか?
ココアには、ポリフェノールやリラックス効果のあるテオブロミン・胃腸を整える食物繊維など、栄養素が豊富に入っています。
「甘いミルクココアも体にいいの?それなら、毎日甘いココアが飲める!」
と思った方は、ちょっと待ってください。
ココアには、純ココア・ミルクココアなど、いろんな種類がありますが、どのココア飲めば健康に良い効能をもたらすのかご説明します。
目次
ココアはどうやって作られる?
皆さんよく飲むココアですが、なにから作られているか知っていますか?
実は、ココアの原料はチョコレートと同じカカオから作られています。
ココアがどうやって出来るかを簡単に説明すると、
①カカオの実から、カカオ豆を取り出す。
②カカオ豆を焙煎し、カカオニブを取り出す
③カカオニブを粉砕し、カカオマスを作る。
④カカオマスを圧砕し、カカオバター(油脂)とカカオケーキ(粉)に分ける。
⑤カカオケーキをふるいにかけたものが、ココアです。
ココアに似た粉末で、カカオパウダーというものもありますが、似て非なるものです。
カカオパウダーは、焙煎する前のカカオ豆を粉末したもので、加熱処理がされていません。
そのため、加熱による栄養分の損失が少ないです。
味の違いもあり、ココアパウダーよりも苦味がありながら、酸味やスパイスを合わせたような複雑な味をしています。
CHOCOLATE(チョコレート):チョコレートの歴史、カカオ豆の種類、味わい方とそのレシピ
ココアを飲むことで得られる効能
朝食のお供にココアを飲む方も多いと思いますが、ココアは美味しい以外に、体に優しい効能がたくさんあります。
どんな効能があるのか、一緒に見ていきましょう。
テオブロミンで睡眠効果
テオブロミンとは、カカオやココアに含まれる苦味成分の1つです。
天然の成分としては、カカオにのみ含まれている固有の成分で、脳を活性化して集中力や記憶力を高める効能があります。
他にも、テオブロミンの香りには、リラックスした状態を作り出し、自律神経を整えて眠気を誘うため、眠る前に一杯飲むとスムーズに睡眠する事が出来ます。※1
カカオマスポリフェノールで疲れを回復
疲れた時にチョコレートを食べると元気になりますが、疲れを回復する効果はあるのでしょうか?
チョコレートには、大きく分けてダーク・ミルク・ホワイトの3種類があります。
ダーク・ミルクにはカカオマスが含まれていて、疲れを回復させる効能のあるカカオマスポリフェノールも含まれています。
ココアを飲む時は、ピュアココア(純ココア)を飲むとカカオポリフェノールを多く摂る事ができます。
人は筋肉を使うことによって、活性酸素を使い、使うほど疲労が溜まります。
ポリフェノールには、活性酸素を除去・分解する抗酸化作用が高いため、疲労回復に高い効能が期待できます。※2
食物繊維で胃腸を整える
食物繊維と言えば、こんにゃくやさつまいもをイメージする方も多いと思いますが、実はココアには、リグニンという水溶性食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維は、水分を吸収して、便のかさを増やす効能があり、ココア3〜4gに対して、リグニンは1gも摂る事ができます。
市販で販売されている、ミルクココアにも含まれているので、苦いココアが苦手な方はミルクココアを飲んで胃腸を整えて下さい。※2
カカオで脳の若返りを試みる
カカオを食べると脳が若返ると聞いた事ありませんか?
日本では、数年前からカカオ分の高いチョコレートと脳の健康効果について、研究が行われています。
その結果、カカオ分の高いチョコレートは、脳神経のネットワークを作るのにかかせない、『BDNF』という栄養素を増やす効能があると、言われています。
BDNFは年齢と共に少なくなるため、ココアやチョコレートを摂取したり、適度な運動をする事で、脳を活性化させる事が出来ます。
ただし、まだ仮説段階のため、本当に効能があるかは今後分かるかと思います。※3
免疫力を高めウイルスから体を守る
ココアついてご紹介してきましたが、体に良い効能がたくさんありますね。
特に、腸は人の免疫システムの要であり、腸内環境がリグニンなどの食物繊維によって整えられると免疫力が上がると言われています。
他にも、リラックス効果のあるテオブロミンや、疲れを回復させるカカオポリフェノールを摂れば、免疫力低下の原因のストレスを減らす事が出来ます。※1
ココアおすすめの飲み方
ココアには、ミルクココアやピュアココア(純ココア)がありますが、どんな飲み方をしてますか?
牛乳や砂糖を入れて甘くしたり、コーヒーみたいに苦みのあるココアなど、いろんな楽しみ方があります。
味の調整がしやすいピュアココアで、いつもと違う飲み方をしてみませんか?
ピュアココアと牛乳で栄養を上げる
ココアに牛乳といえば定番の組み合わせです。
ココアには、カルシウムの吸収を促進するマグネシウムが豊富に含まれています。
そのため、カルシウムたっぷりの牛乳と相性が良く、無駄なくカルシウムを吸収する事が出来ます。
ピュアココアと豆乳で美肌力アップ
豆乳を入れれば味がまろやかになり、、乳アレルギーでも安心してココアを飲む事が出来ます。
豆乳には、ポリフェノールの一種であるイソフラボン・血流の流れをよくするレシチン・脂肪の吸収を防ぎ、脂肪の代謝を促進するサポニンなどの効果で、美肌効果が期待できます。
ピュアココアと蜂蜜で風邪予防
はちみつは栄養の宝庫と呼ばれるほど栄養があります。
殺菌作用・保湿効果・ビタミンが豊富でありながら、砂糖よりもカロリーが低いです。
ココアもはちみつに負けず劣らないほど、栄養価が高いため、2つを合わす事でより免疫力が高まり、風邪予防にもおすすめです。
ただし、はちみつは純正はちみつ・非加熱などの、本物のはちみつを選ばないと、効果は薄いです。
※1歳未満の赤ちゃんには、絶対食べさせてはダメです。
ココアとショコラショーの違い
チョコレートの飲み物にはココアのイメージが強いですが、よくチョコレート屋で見かけるショコラショーもチョコレートの飲み物です。
見た目は似ていますが、どう違うのか知っていますか?
ココア
ココアに使う粉末は、カカオ豆から始まり、カカオマスやカカオバターに分けて、さらにカカオマスを加工したココアパウダーを使ったものがココアです。
ココアパウダーをお湯や牛乳で溶かす、というシンプルでお手軽な作り方です。
朝の定番の飲み物ですね。
ショコラショー
ココアと違い、カカオマスやカカオバターが入っているチョコレートが使われるため、チョコレートの濃厚な味が楽しめます。
チョコレートをお湯や牛乳で溶かして完成
ではなく、チョコレートを湯煎で溶かし、お湯や牛乳を入れて鍋で沸かしたり撹拌します。
濃厚な味を楽しめますが、手間ひまがかかるため、ちょっとしたご褒美で飲むと良いですね。
同じチョコレートの飲み物ですが、作り方や味の違いがあり、それぞれ特徴があります。
ココアを使ったおすすめのお菓子
ココアは飲み物のイメージが強いですが、お菓子にも使えます。
手軽にチョコレート味を楽しみませんか?
ガトーショコラ
チョコレート菓子の代表と言えばやはりガトーショコラ。
濃厚なチョコレートの味を楽しめ、手軽に作れます。
https://www.yoshimike.com/gateauchocolat-unfailing
ブールドネージュ
サクサク食感のクッキーです。
丸い形でプレゼントにもおすすめのお菓子。
生地を丸めて焼くだけなの、シンプルなクッキーです。
ココアプリン
ココアをゼラチンなどで固めた、お手軽スイーツ。
普段家にある材料で、パパッと作れます。
仕上げにチョコソースをかければ、絶品の味が楽しめます。
ココアの効能と健康に良い飲み方を実践してみよう
ココアは栄養価が高く、非常に健康に良い飲み物ですが、市販のミルクココアを飲み過ぎたり、砂糖を入れすぎたりするなど、飲み方を間違えてしまうと体に悪い飲み物になります。
しかし、正しい飲み方をすれば、胃腸を整える・リラックス効果・疲労回復など様々な効能を体感できます。
上手にココアを生活に取り入れて、毎日を健康に過ごしてみませんか?
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
【参考文献】
※1 ココアは寝る前に飲むべき?【メリットやデメリットなどについてご紹介!】 – KENCOCO(ケンココ)
※2 ココアの驚くべき効果!日常での取り入れ方とそのメリットについて│健達ねっと (mcsg.co.jp)
※3 チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究 最終報告 | みんなの健康チョコライフ | 株式会社 明治 – Meiji Co., Ltd.
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