動物性クリームと植物性クリームの違い|元パティシエが失敗しないお菓子作りの選び方

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「レシピ通りに作ったのに、なぜかお店みたいにならない」
「生クリームを使ったのに、味が軽すぎる・重すぎる」

その失敗の原因は、実はクリームの種類選びかもしれません。

スーパーでよく見る「動物性クリーム」と「植物性クリーム」。見た目はそっくりですが、風味・扱いやすさ・向いている用途はまったく別物です。

この記事では、動物性クリームと植物性クリームの違いについて、どんなお菓子にどちらを選べばいいのか。初心者が失敗しにくい選び方を解説します。

「もうクリーム選びで失敗したくない」そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

結論|お菓子作りではこう選べばOK!生クリームの用途別おすすめ

まず生クリーム選びの結論です。
お店のような味や口どけを重視したい本格派には、動物性生クリームがおすすめ。
一方、子どもと一緒に作りたい・デコレーションの練習をしたいなど、扱いやすさを優先したい場合は、植物性生クリームを選ぶと失敗しにくくなります。

▼生クリームの用途別おすすめ【早見表】

まずは、用途別にどちらのクリームを選べばいいかを一覧で確認してみましょう。

目的・用途 おすすめ
味・口どけ重視(ショートケーキ/ロールケーキ) 動物性クリーム
デコレーション・ナッペ初心者 植物性クリーム
子どもと一緒に作る/家庭用 植物性クリーム
お店の味に近づけたい 動物性クリーム

生クリームの動物性と植物性の違い

生クリームと一言で言っても、植物性や動物性・乳脂肪分35%〜50%・いろんなメーカーのものがあります。それぞれどんな違いがあるのか、特徴をご説明します。

動物性生クリーム

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動物性の生クリームは。原材料が生乳・牛乳に含まれる乳脂肪を濃縮したものです。

食品衛生法に基づき、乳等省令というものがあり、植物性油脂・添加物を使わず、乳脂肪18%以上のものが生クリームです。

原材料はシンプルに生乳のみで、乳脂肪の%の違いで、35%前後は軽めの味・40%を越えるとコクのある味と、ケーキの用途によって使い分けます。動物性の生クリームを使用した場合のみ、生クリームと表記することができます。

植物性生クリーム

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原材料が菜種油・コーン油・大豆油などの植物性油脂を使い、そこに乳化剤などを加えて、クリームのようにしたものです。

植物性生クリームは、生クリームと表記することが出来ず、◯◯ホイップ・◯◯フレッシュという名前の商品名で見かけますね。

乳が入っていないため、動物性生クリームに比べるとリーズナブルな価格で、乳アレルギーの方でも食べれる生クリームです。

その他のクリーム

動物性や植物性以外にも種類があり、豆乳ホイップやコンパウンドクリームなどがあります。

【豆乳ホイップ】は、名前の通り豆乳の成分が入ったクリームです。植物性生クリームと同様に乳不使用のため、アレルギーがある方も食べることが出来ます。

【コンパウンド(混合したもの)クリーム】は聞き慣れないかもしれませんが、動物性と植物性の混合クリーム。乳脂肪の一部を植物性の脂肪に変えてあるため、動物性の生クリームよりも軽い仕上がりです。

動物性の乳脂肪の濃厚さ、植物性のあっさりした味、どちらが正解ではなく、用途に合わせて使っていきましょう。

生クリームの味や用途の違い

生クリームは、大きく分けると2種類ありますが、味や用途にどのくらい違いがあるのか見てみましょう。味や泡立ちの違いは、原材料や乳脂肪分の違いによるものです。次に、それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

生クリームの種類 コク 泡立ち 向いている用途 保存性
動物性クリーム ミルクの甘さと口どけが良い しっかり 乳脂肪分によって差が出やすい ケーキ・ホイップ・ソースなど本格派向き 冷蔵で数日
植物性クリーム あっさり軽め 控えめ 安定剤入りで泡立ちは安定 デコレーション練習・家庭用、乳製品アレルギー対応 常温可の製品もあり

動物性生クリーム

ケーキ屋で使われる生クリームはほとんどこちらです。コクや口溶けが良く、ミルクの甘さや風味があります。何種類かの生クリームをブレンドしたり、リキュールを合わせて、お店のオリジナルの味に仕上げています。

添加物が入っていないため、食べたあとも胸焼けしにくいのが特徴です。ただし、乳アレルギーの方は摂取できないので注意が必要です。

中沢 フレッシュクリーム 36% 200ml

中沢 フレッシュクリーム 45% 200ml

植物性生クリーム

動物性に比べると、コクや口溶けは劣りますが、あっさりした味が好きな方におすすめ。ミルク感がないため、乳製品が苦手な方でも食べやすいです。

見た目が真っ白なので、ケーキやデザートを白く仕上げたい場合にも向いています。
また、「植物性=ヘルシー」というイメージがありますが、実は動物性クリームよりもカロリーが高い場合もあるので注意が必要です。

[冷蔵] 雪印メグミルク ホイップ植物性脂肪40% 200ml

動物性も植物性もどちらも特徴があるので、こっちが正しく、あっちは間違っている、ということはありません。実際ケーキ屋でも、口どけの良さを出すために、動物性と植物性をブレンドしていることもありますので、作りたいケーキや味によって使い分けましょう。

 

動物性生クリームの乳脂肪の違い

動物性生クリームには、35%・40%などの数字が表示されています。
これは乳脂肪分の割合を表しており、仕上がりの味や扱いやすさに影響します。

  • 35%前後:あっさりした味わい。ムースや軽めのクリーム向き

  • 40%以上:コクがあり、デコレーションケーキ向き

乳脂肪分が高いほどコクは出ますが、扱いはやや難しくなります。%が高ければ良いわけではなく、作りたいお菓子に合わせて選ぶことが大切です。

デコレーションの仕上がりは、生クリームの種類だけでなく、ケーキのサイズや高さによっても変わります。型サイズごとの分量目安を知りたい方は、元パティシエが教えるケーキ型サイズ計算についてもチェックしてみてください。

生クリームのよくあるQ&A

レシピに「生クリーム」と書いてあったらどっち?

基本的には動物性生クリームを指すことが多いです。

ただし、家庭用のお菓子作りでは、デコレーションの練習やコストを抑えたい場合など、植物性クリームで代用しても問題ないことがほとんどです。作りたいお菓子や予算に合わせて選びましょう。

植物性クリームと動物性クリーム、どう見分ければいいの?

見分けるポイントは2つ。1つ目は原材料を見ると、動物性は「生乳」「乳脂肪」、植物性は「植物油脂」と書かれています。2つ目は価格も大きく違い、動物性は400~500円、植物性はその半値となるため購入するときは2つのポイントを見ましょう。

子どものお菓子作りにはどちらを使うのがいい?

植物性の生クリームは、原材料に添加物が多く使われているため、子どもには動物性の生クリームを使うのがおすすめです。また、ミルク本来の自然な甘みやコクを味わうことで、味覚を育てることができます。ただし、乳アレルギーなど特別な理由がある場合は、植物性を選びましょう。

子育て家庭には宅配サービス「パルシステム」もおすすめです。安心安全の食品が多く、動物性生クリームの取り扱いもしています。 パルシステム公式サイトはこちら

生クリームは冷凍できる?

液体のまま冷凍するのはおすすめしません。ただし、泡立てた生クリームや、ほかの材料と混ぜた状態のものであれば冷凍が可能です。使用するときは、冷蔵庫で解凍することで使えますが、分離しやすいので、シチューなどの加熱料理に使うのがおすすめです。

まとめ

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植物性はダメ、動物性じゃないとダメ、ということはなく、用途に合わせて使い分けることが大切です。

生クリームは、お菓子に必要不可欠ですので、作りたいものやどんな味にしたいかをイメージして選んで下さい。

今回もご閲覧ありがとうございます。

よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و

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元パティシエ/現保育園調理員「よしみけ」
元パティシエ&保育園調理員【食育のプロ】

初めまして!元パティシエ/現保育園調理員の「よしみけ」です。
パティシエの経験を始め、ホテルマンや専門店のサービス、保育園調理員の経歴を持ち、スマホの普及により、情報が溢れる今、正しい情報を伝えたいという想いからブログをスタート。
赤ちゃんから大人までのごはん・デザートをテーマに、食のスペシャリストとして15年以上の現場経験をもとに生きた情報をお届けします。
【保有資格】
・調理師免許
・薬膳コーディネーター
・HRS(ホテルレストランサービス技能検定)3級
・ジュニア野菜ソムリエ
・ふぐ調理師免許

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