赤ちゃんのごはんは、ミルクから離乳食に変わり、だんだん食べ物に興味を持ちます。
じっと見つめられると
『一口くらいならいっか』
とおやつをあげたりしませんか?
大人が普段食べているおやつでも、赤ちゃんにとっては未知の食べ物
『赤ちゃんには、いつからどんなおやつをあげればいいの?』
あげるタイミングや量など、加減がわからない方も多いと思いますので、赤ちゃんのおやつについて見ていきましょう。
目次
赤ちゃんにおやつはいつから?
一般的に、離乳食初期は5〜6ヵ月、中期は7〜8ヵ月、後期は9〜11ヵ月、1歳を過ぎると幼児食へと進んでいきます。
おやつをあげるのが遅いと、成長に影響するわけではありませんので、アレルギーに不安がある方は、1歳過ぎてからでも大丈夫です。
赤ちゃんの体は菌がほとんどいないため、たくさんの食材を食べてしまうと、アレルギー反応が出ます。
赤ちゃんの育ち方は十人十色なため、いつからあげれば?と悩んだ時は、
離乳食を朝昼晩の3食になり、噛む力が強くなる離乳食後期からにしていきましょう。
赤ちゃんにおやつは体に悪い?
おやつと聞けば、砂糖が入って体に悪いイメージですが、
おやつ=甘い
ではありません。
赤ちゃんや小さな子供は、胃が小さく、1度にたくさんのごはんを食べることが出来ません。
そのため、赤ちゃんや小さな子供たちにとってのおやつは、ごはんだけでは補えれない栄養を摂るためのものです。
『おやつだから、クッキーやドーナツとか、甘いものを用意してあげないと』
『砂糖はいつからあげていいんだろう?』
そんな風に思っていた方、おにぎり・お好み焼き・じゃがバターなど、おかず系をおやつにしても大丈夫です。
赤ちゃんにおすすめのおやつレシピ
赤ちゃんのおやつは、健康面や栄養価を考えて、市販よりも手作りおやつを意識する方が多いです。
何をどう作れば…と悩む方も多いと思いますので、保育園でもよく作るおすすめレシピをご紹介します。
じゃがもち
じゃがいもを潰して丸めて焼いて、その上に甘辛タレを塗るシンプルなおやつ。
チーズを入れたりと、アレンジもしやすいです。
https://www.nukumorinoouchi.com/recipe/2021/12/15/じゃがもち-11/
マカロニきなこ
保育園業界では知らない人がいないくらい定番のおやつ
『その組み合わせって合うの?』
疑問に思うかもしれませんが、簡単・美味しい・よく食べるの三拍子揃ったおやつでおすすめです。
https://www.nukumorinoouchi.com/recipe/2020/10/06/マカロニきな粉-5/
切り干し大根おにぎり
赤ちゃんにはちょっと渋い食材の切り干し大根。
ぽりぽりした食感がアクセントになり、ごはんと野菜を一緒に食べれて、栄養価も補えます。
https://www.nukumorinoouchi.com/recipe/2021/10/12/切干大根おにぎり-3/
みかんゼリー
ゼリーと言えばゼラチンやアガーを思い浮かべますか?
ゼラチンは豚や牛から取れるため、アレルギーの心配があります。
寒天は海藻が原材料のため、アレルギーの心配がないので、赤ちゃんにおすすめです。
ジュースの種類を変えれば、手軽にアレンジできるので、赤ちゃんの好きな味で作ってあげましょう。
https://www.nukumorinoouchi.com/recipe/2021/04/22/みかんゼリー-4/
赤ちゃんは1日にどれくらいおやつを摂ってもいい?
赤ちゃんは、意思疎通が難しく、『いつから』『どれくらい』おやつをあげていいのかわかりにくいです。
1歳頃のおやつの分量は、100キロカロリーを目処に摂りますが、数字だけではピンとこないですよね。
赤ちゃんの定番のおやつをまとめましたので、↓を参考にしてください。
違う味より、繰り返しの味
『おやつも同じものだと飽きるから、毎日違うものを用意しないと』
そう思うかもしれませんが、
むしろ赤ちゃんにとって、毎日違うおやつより、決まったおやつの方が安心出来ます。
繰り返して食べるおやつは、食べることへの安心感に繋がります。
赤ちゃんのおやつが止まらない
おやつを食べ始めると止まらなくなるのは赤ちゃんも一緒。
ごはんよりもおやつの方がよく食べると思います。
『でも、おやつをあげればあげるほど食べてしまう。』
『おやつをあげないとギャン泣きしてしまう。』
『でも、あげすぎは良くないし…どうしたらいいの…』
こんな場面は日常茶飯です。
まずは、赤ちゃんが泣くからおやつをあげ続けてしまうと、泣けばもらえると覚えてしまいます。
泣いてもこれ以上はあげれないなら、しっかり話をしてあげましょう。
『えっ?赤ちゃんだからまだ話してもわからないでしょ?』
と思うかもしれませんが、大事なのは言葉よりも気持ちです。
赤ちゃんと向き合う姿勢を見せることが、はじめの一歩です。
おやつが止まらないときは、
①だらだらおやつをあげ続けない
②おやつは小出しにしてだす(1個を半分にして、1/2個を食べ終わったら、残り半分を出す)
③赤ちゃんにあげる量以外は、見えないところに置いておく
泣くと可哀想と思ってしまいますが、毅然とした対応を繰り返すことで、泣く機会も減ります。
おやつを食べる時間帯のおすすめ
おやつを食べさせすぎないためには、時間帯を決めることはとても大切です。
『昨日は14時、今日は16時、明日は15時くらいかな?』
こんな風にバラバラだと、赤ちゃんの生活リズムが決まりません。
おやつのおすすめの時間はもちろん【15時】
昼ごはん(11時ごろ)を食べ、お昼寝(12時から14時半)して、おやつ(15時)のあと、晩ごはん(18時)
ごはんの後に2時間以上時間を空けるのが理想的なので、保育園ではこの時間帯で進めていくことが多いです。
30分ほど前後するのはいいですが、1時間以上のズレはなるべく避けましょう。
赤ちゃんにとって、『今日はいつからおやつかな?』ではなく、『そろそろおやつの時間!』
赤ちゃんだって、おやつがいつから食べれるかが分かってれば、ご機嫌でいられます。
おすすめの市販のおやつ選び
おやつを手作りすることは、とても大切ですが、毎日や外出先では、手作りは難しいです。
そんな時は、市販のおやつに頼りましょう。
『市販のおやつは添加物が入ってるから、ちょっと…』
『添加物が入ってるおやつはいつから食べていい?』
と思う方もいるかもしれませんが、手作りばかりにこだわると、疲れてしまいます。
市販のおやつを食べるタイミングは、離乳食が始まればあげても大丈夫ですの、添加物の少ないものを見てみましょう。
おせんべい
お米が原材料のためアレルギーになる心配も少なく、甘さ控えめです。
唾液で簡単に柔らかく溶けるため、まだ歯が生えていない赤ちゃんでも、なめて溶かして食べることができます。
栗山米菓 14枚アンパンマンのベビーせんべい 14枚×12袋
ビスケット
せんべいに比べると、ぱりぱり感が強いため、ある程度噛むことができないと苦戦します。
野菜を練り込んだクッキーが多いので、栄養価を補うことが出来ます。
動物やアルファベットなど、見た目も可愛らしいので、赤ちゃんも喜ぶと思います。
和光堂 1歳からのおやつ+DHAにんじん&かぼちゃビスケット 11.5g×3袋
ドライフルーツ
栄養価が高く、弾力があるため、赤ちゃんにとって噛む練習にもいいです。
ただ、糖度が高く、加熱したものに比べると、生の果物はアレルギーになりやすいため、離乳食後期以降に、少量ずつあげましょう。
沸騰したお湯で、さっと茹でてあげると、柔らかく仕上がって余分な糖分を落とせます。
しっかり噛めない時期には、茹でて柔らかくするのがおすすめです。
【有機JAS】オーガニック レーズン 500g 無添加 みのや ほしぶどう 干しぶどう ノンオイ ル 有機レーズン
ジュースはおやつに入るのか?
『ジュースはおやつに入りますか?』
果物がおやつなら、果物が原料のジュースも飲ませてもいいように思えますね。
赤ちゃんもジュースならごくごく1人で飲めるし、果物なら栄養もとれる!……というのは、大間違い!
ジュースには、砂糖などの甘み成分がたくさん入っており、安価なジュースには添加物もたくさん入ってます。
フレッシュ100%をおすすめしますが、果物は糖度も高いため、1日コップ1杯程度を目安にしましょう。
まとめ
赤ちゃんが大きくなるにつれ、おやつは必須のアイテムです。
でも、闇雲にあげてしまうと、ごはんを食べなくなったり、赤ちゃんにとって悪影響になります。
いつからあげて、適切な素材・量が分かれば、
赤ちゃんはおやつを楽しみ、ママやパパにとっては、機嫌の良いままでいてくれる
と、メリットがたくさんあります。
おやつ=甘いもの、悪いもの
ではなく、
おやつ=赤ちゃんの成長に大切なもの
こう考えると、赤ちゃんのおやつ選びが楽しくなりませんか?
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
コメント