栄養価が高いことで知られているはちみつ。いろんな種類のはちみつがありますが、本物のはちみつを食べたことはありますか?
実はスーパーに出回っているはちみつは、加工や加熱されたものがほとんどで、本物のはちみつではないことが多いです。
本物以外では、効能を得られないだけでなく、健康にも良くないため、本物のはちみつを選びたいですね。
今家にあるはちみつはどうでしょうか?はちみつを選ぶポイントをご紹介します。
目次
はちみつ国産と外国産の違い
国産
国内で作られてる国産はちみつは、たったの5%です。
すべての原料が国内で埰蜜されたことが条件となります。外国産のはちみつがブレンドされた場合は、国産と表示することができません。
国産はちみつは、水分の含有量が22%以下と決められています。
水分が多い分、糖分が少ないので、なめらかですっきりしているのが特徴。
外国産
国内産のはちみつは5%のため、残り95%は外国産ですが、その中でも中国産は66%です。
国産はちみつとの違いは、水分の含有量が20%以下という点です。
その分糖度が高いため、ねっとりとした甘味が強いのが特徴。
外国産の中でもEUは、はちみつに対する基準が厳しく、「加熱したはちみつは本物はちみつとは言わない」と言われているため、はちみつ=非加熱の場合が多いです。
EU以外のはちみつに関しては、糖度を上げるために加熱することも多いので、買うときは注意しましょう。
はちみつの本物の見分け方
純粋はちみつを選ぶ
はちみつは「純粋はちみつ」「精製はちみつ」「加糖はちみつ」の3つのタイプに分けることができます。
その中でも本物のはちみつは「純粋はちみつ」のみです。ほかの2つは、加熱したり水あめやブドウ糖を混ぜたりと、人工的に手を加えているため、本来のはちみつの効果が得られないです。
ただし、純粋はちみつの場合も加熱している可能性があるため、名称だけでは本物かどうか見分けることは難しいです。【全国はちみつ公正取引協議会】の定義にも、「はちみつ類以外のものが混入していないこと」が純粋と名乗れる条件となっています。(※1)
※1) 公正競争規約 | 全国はちみつ公正取引協議会 (honeykoutori.or.jp)
非加熱していないもの
栄養価が高いと言われいるはちみつは、あくまでも非加熱で純粋はちみつの場合のみです。加熱してしまうと栄養素が壊れてしまうため、加熱していないものを選びましょう。成分表見ただけでは判断できない場合もあるので、非加熱と書いてあるものを選びます。
プラスティック容器を使わない
プラスティック容器は石油から作られていることは知っていますか?BPA(ビスフェノールA)という成分が含まれ、加熱や酸によって溶け出す可能性がありますので、いくら中身がよくても、容器に危険性があれば台無しです。
本物のはちみつは瓶に入っているため、見分けがつきやすいですよ。
ミツバチにエサをあげない
ミツバチは花の蜜を取ってはちみつを作りますが、人工的にエサをあげてることがあります。
砂糖水や人工シロップをあげると、はちみつにもその成分が混じってしまいます。
「冬を越すために」と善意でエサをあげる方もいますが、人の助けなく冬を越せるので、自然にしておきましょう。そのためには、人がミツバチが集めたはちみつを取り切らないことが大切です。
抗生物質を使わない
過去にダニがミツバチに寄生したことがあり、その際に、ダニを退治するために殺虫剤が使われました。
薬剤や抗生剤を投与してしまうと、はちみつから抗生剤が検出されることがあります。
ミツバチだけでなく、近くの環境で抗生剤が使われている場合も、同様に検出される場合があります。
ただ、パッケージやホームページを見ても、殺虫剤や抗生物質不使用ということは、表示されていない場合が多いです。
独自の基準
一般的には本物のはちみつを見分ける基準は5つと紹介していることが多いですが、後でご紹介する「HOLISTETIQUE(ホリステティック)」では、さらに3つの基準を設けています。
①みつばちが採る花粉の種類が明確であり、かつ生産効率や見栄えを重視するために取り除かないこと。
②はちみつの濾過のプロセスが、自然であること。作業効率をよくするため、はちみつを高温まで熱して細かい目でこすことがあります。
自然濾過とは、ハチの巣の中を自然の温度以上にしないこと、花粉など栄養成分を取り除かないようにします。
③埰蜜源の周りに、汚染された環境や土地があると、糖と一緒に毒を取り込むことになります。
ただ、土地が狭い日本ではなかなかこの条件をクリアをするのは難しいです。
5つだけでなく、さらに3つの徹底したこだわりがあるため、安心できるのもうなずけますね。
はちみつのおすすめ店
はちみつと言っても種類も値段も様々。はちみつ風のはちみつなのか?本物のはちみつなのか?どこで買えばいいのか悩みませんか?
数あるはちみつ専門店の中で、おすすめのお店を紹介します。
HOLISTETIQUE(ホリステティック)
「あなたの感性を取り戻す」をテーマに、厳選したはちみつ、ハーブや精油など、独自の商品を取り揃えています。
原材料は、農薬や有機肥料を使わない「自然農薬」や「バイオダイナミック農法」を実践している、信頼できる生産者の方から購入。
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はちみつの基準
厚生労働省が定めるはちみつの残留基準は40品目あります。日本では令和3年に、はちみつの残留基準が緩和されたため(※2)、ますます規制が緩くなってしまいました。
HOLISTETIQUEでは全てのはちみつに対し、それを大きく上回る499/711品目もの検査が行われています。
輸入の際にも、本来必要とされてない項目を含め499項目も、全ロット確認しています。また放射能汚染の可能性がある土地での、はちみつの取り扱いをしていません。
おすすめのはちみつ
ホリステティックには、数多くのはちみつがありますが、その中でも筆者が実際に買ったおすすめのはちみつをご紹介します。
ジャラ
西オーストラリアの厳密に管理された、グリホサーホフリーの森で取れる「ジャラ」。
2年に一度開花される貴重な濃い琥珀色のはちみつは、水分とグルコース(ブドウ糖)の含有量が少なく、フルクトース(果糖)の含有量が多いのが特徴です。
まろやかで食べやすい味わいです。
リーフウッド
オーストラリアのタスマニア島のみで採れる「レザーウッド」。香水のような強い香りでありながらも、すっきりした後味のはちみつに仕上がっています。
クセの少ないはちみつのため、そのまま食べるのはもちろん、紅茶に入れたり、お菓子作りなどとも相性が良いです。
まとめ
今回ご紹介したはちみつはほんのごく一部です。本物のはちみつが見つからない、違いを知りたい方は、ぜひお試しください。
比較することで違いを実感することができますよ。
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ|ω・)