お店みたいなふわふわスポンジケーキの作り方|失敗しない科学的コツも紹介!

お菓子

ふわふわのスポンジケーキを食べたら、思わずこう思ったことはありませんか?

『なんでこんなにふわふわなの(*゚Q゚*)ドキィー』

お店のようなふわふわのスポンジケーキを、自宅でも作れたらと思っている方、ぜひ一緒に作りましょう!

ふわふわのスポンジケーキを作るには、レシピにも書かれていない科学的なポイントをを理解する必要があります。材料の配合や工程の意味を理解することで完成度が大きく変わりますので、お店の味を目指して作ってみましょう。

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スポンジケーキの基本の作り方

「スポンジケーキ ふわふわ」と2つのキーワードで検索すると、レシピがたくさん出てきますが、作り方に関してはほとんど同じです。

①卵に砂糖を入れて泡立てる。

②ふるった薄力粉を、①に入れゴムベラで混ぜる。

③溶かしバターを加えて、さらに混ぜる。

④型に流してオーブンで焼く。

泡立て混ぜる、シンプルな作り方のため「なぜこの作業をするのか?」を理解する必要があります。

ふわふわのスポンジケーキに仕上げるために、次から詳しく見ていきましょう。

下準備が命!ふわふわスポンジケーキの土台を作ろう

ふわふわのスポンジケーキを作るためには、基本中の基本である下準備がとても大切です。

料理は、焦げそうになれば火を止めたり、水を足せます。味付けが薄ければ、その都度味を調整することもできます。

状態を見て手を加えることができるので、お菓子に比べると、リカバリーが効きやすいです。

一方お菓子でよく使うスポンジケーキは、卵に砂糖を入れ泡立て、その後粉を入れる時、泡を潰さない用に混ぜます。

そして、泡が潰れないうちに、予熱したオーブンに入れ加熱します。

オーブンに入れると、焼き上がるまで待つだけです。

料理は途中で味の調整ができますが、スポンジケーキはやり直しがききません。

泡立て→粉合わせ→焼成まで、一度でも泡が潰れてしまうと、ふんわり感は戻ってきません。

ふわふわのスポンジケーキは、泡をいかに潰さずにキープするか

卵をミキサーで泡立てるとき、低速・中速・高速と、大きく分けると3段階ありますが、どの速度で泡立てていますか?

高速にすれば、早く泡立つので、高速で泡立てる方が多いのではないでしょうか?

実は、中速と低速で泡立てることで、きめの細かいふわふわのスポンジケーキに仕上がり、逆に高速で泡立てると、大きな気泡ができやすくパサつきのある仕上がりになります。

・高速回転 → 早く泡立つけど気泡が大きくなりやすい

・中速〜低速 → きめ細かく安定した泡が作れる

おすすめは、中速で泡立て、泡立ったたら低速仕上げる方法

たったこれだけを意識することで、時間はかかりますが、きめ細かいふわふわのスポンジケーキが作れます。

湯煎しない方がふわふわになる理由

レシピ本に、「卵を泡立てる時は、湯煎しながらすると泡立ちやすいです。」と書いていることがありますが、これは卵を温める事で、表面張力が弱まり、その分泡立ちが早いためです。

実は、湯煎なし=冷たい状態から泡立てる方が泡が強くなります。泡立ちに時間がかかる分、丈夫な泡を作ることで粉と混ぜ合わせた時に、泡が潰れにくく、ふわふわに仕上がりやすいです。

最後の難関はバターの入れ方

スポンジケーキをふわふわにするための最後の関門が「バターの入れ方」。

「普通に入れて混ぜればいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実はバターなどの油脂には、泡を潰す効果があります。

泡立った生地に、溶かしたバターをそのまま入れると、均等に混ざるまで時間がかかり、せっかく泡立てた生地か潰れます。

そのため、溶かしバターは直接入れず、生地と一部混ぜてから戻すのが正解です。

①溶かしたバターの器に、泡立てた生地を大さじ2杯分ほど入れて、よく混ぜます。

②バターと生地が馴染んだら、あとは泡立てた生地に入れ混ぜるだけです。

『捨て生地』をすることで、泡の潰れを最小限に抑えることができます。

よくある失敗の原因をチェック

ちゃんとレシピ通りにしてるのに、なぜか上手くいかない…そんな壁にぶつかった時に、振り返ってみましょう。

卵の泡立て不足

ハンドミキサーで泡立てても、パワーや卵の量によって、出来上がり時間は5〜10分はかかります。

卵の泡立ち具合は、ハンドミキサーや泡立て器で持ち上げて、生地がリボン状に重なるくらいしっかり泡立てます。

ふわふわに見えても、生地が持ち上がらない時は、泡立て不足ですので根気強く混ぜていきましょう。

ゴムベラの混ぜ方

混ぜると言ってもぐるぐる混ぜるのではなく、卵の泡を潰さずに粉と合わせることが大切です。

ゴムベラでのの字を描くように、底から混ぜつつ浮上する。混ぜる速度は早すぎても遅すぎてもダメで、一定のテンポで混ぜます。

粉を合わせる時に混ぜすぎてる

いくら上手に卵を泡立て、正しい混ぜ方をしても、そのあと混ぜすぎてしまえば泡は潰れます。

のの字を切るように、下からすくいあげて手早く混ぜ、生地にツヤが出て滑らかになるまで混ぜます。

目安としては、粉が混ざってから50回、バターなど油分を入れさらに30回。

混ぜ方に関しては、感覚の部分が強いので、何度もやって掴んでいきましょう。

ふわふわに仕上がるスポンジケーキのおすすめレシピ3選

『スポンジケーキ ふわふわ』

『美味しそうなレシピがたくさんだけど、どれを選んだらいいのかな?』

こんな風に、悩んだ経験はありませんか?

そこで、いくつかおすすめのレシピをご紹介しますので、スポンジケーキ作りの参考にしてください。

スポンジケーキ作りは「卵の泡立て方」がポイント! プロが教える、ふわふわ食感のスポンジケーキレシピ

スポンジケーキ作りは「卵の泡立て方」がポイント! プロが教える、ふわふわ食感のスポンジケーキレシピ – dressing(ドレッシング)

よしみけが一番おすすめする、たけだかおる先生のレシピです。

材料の配合や種類を変え、科学的な観点からお菓子作りをしています。

『薄力粉や砂糖を、種類や量を変えたらどうなるんだろう?』

そんな風に思ったことのある方、その悩みを見事に解決してくれます。

おうちで簡単!「スポンジケーキ」のレシピ&しっとり仕上げるコツ

おうちで簡単!「スポンジケーキ」のレシピ&しっとり仕上げるコツ – macaroni

バターの代わりに牛乳を使ったレシピです。

バターを入れないため、泡が潰れにくく、優しい味わいの生地に仕上がります。

ふわふわで型の高さまで膨らむスポンジケーキ

「プロじゃん!」と言われる、ふわふわできめ細かく型の高さまで膨らむスポンジケーキの作り方|masumin

本では伝えきれない細かい内容が、たくさん書かれています。

なぜこうするのか?こうしたらこうなるといった、パティシエの技術が詰まった、家庭で作れる本格スポンジケーキです。

ふわふわの秘密を知れば、ケーキ作りはもっと楽しい!

誕生日・クリスマス・パーティーなど、お祝い事には欠かせないスポンジケーキ。

買うのもいいですが、科学的な視点とコツを押さえておけば、ふわふわに仕上げることができます

「お菓子作りはちょっと…」と苦手意識を持たず、たまにはお店みたいスポンジケーキを目指して、チャレンジしていきませんか?

今回もご閲覧ありがとうございます。

よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و

元パティシエ/現保育園調理員「よしみけ」
元パティシエ&保育園調理員【食育のプロ】

初めまして!元パティシエ/現保育園調理員の「よしみけ」です。
パティシエの経験を始め、ホテルマンや専門店のサービス、保育園調理員の経歴を持ち、スマホの普及により、情報が溢れる今、正しい情報を伝えたいという想いからブログをスタート。
赤ちゃんから大人までのごはん・デザートをテーマに、食のスペシャリストとして15年以上の現場経験をもとに生きた情報をお届けします。
【保有資格】
・調理師免許
・薬膳コーディネーター
・HRS(ホテルレストランサービス技能検定)3級
・ジュニア野菜ソムリエ
・ふぐ調理師免許

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