王冠の形が特徴のクグロフとカヌレ。これからのクリスマスシーズンにはぴったりのお菓子ですが、形は似ていても歴史や味などいろんな違いがあります。
どんな風に違いがあるのか一緒に見てみましょう。
目次
クグロフとカヌレの違い
どちらもクリスマスシーズンには欠かせないお菓子。形が似ているので、同じお菓子と思っている方もいませんか?
実は2つのお菓子は見た目は似ていても、大きく違う点があるので、違いを見ていきましょう。
クグロフとは?
カヌレよりも大きいサイズの型を使い、焼き上がりは王冠のような仕上がりです。
ジャンルとしてはお菓子ですが、イースト菌を使って発酵させ、ブリオッシュ生地に仕上げます。
レーズンやナッツなどを混ぜることも多く、本場オーストリアではパンの代わりとして食べることも多いです。
カヌレとは?
手のひらサイズの型を使った可愛い見た目のスイーツ。カリッとした食感とモチっとした食感はハマる人続出です。
クグロフとの大きな違いは、イースト菌は使わない点です。
型に蜜蝋やバターを塗って、一晩生地を寝かせ焼き上げます。
クグロフの歴史
オーストリア生まれの大きな王冠型が特徴のクグロフ。マリーアントワネットも好んだことで有名です。
別名でクーゲルホップフやクーゲルホフとも呼ばれることがあり、『クゲル』という陶器職人のために焼いたことが由来となっている所説あり。
地方によって作り方が大きく異なり、フランス・アルザンス地方ではブリオッシュのような発酵生地で作られるものが多いです。
一方オーストリア・ウィーンではバターを使って作るパウンドケーキような仕上がりのため、それぞれ違いがあります。
「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない!」の元になったのはクグロフという話も。
カヌレの歴史
カヌレにはいろんなルーツがありますが、名前の由来は溝をイメージして作られています。
ボルドー地方の伝統菓子。外はカリっと中はもっちり食感のカヌレ。
他のお菓子では味わえない独特な味と食感が人気ですね。
修道院でワインを作る際に卵白を大量に使い、その余った卵黄で使い生まれました。
クグロフのおすすめレシピ3選
フルーツとナッツの定番クグロフ
富澤商店が教えるナッツやドライフルーツを使った基本のクグロフ。
材料はすべて富澤商店で買えるので、お店に行けば一度に材料が手に入って便利です。
しっとり濃厚、ミニショコラクグロフ
ミニサイズの型を使えば一度に複数のクグロフを作ることができます。
お手土産やパーティなど、いろんなシーンで活躍します。
表面にチョコレートをつけて飾りつけをすれば、クリスマスのお菓子に早変わりです。
濃厚しっとり チョコレートミニクグロフ | レシピ | 富澤商店 (tomiz.com)
マリーアントワネットのクグロフ
マリーアントワネットも好んだクグロフは、ホワイトチョコレートとフルーツを飾って、豪華なドレスに見立てています。
これであなたもマリーアントワネット気分に。
~マリー・アントワネットのクグロフ~ | レシピ | NHK「グレーテルのかまど」
カヌレのおすすめレシピ3選
基本のカヌレ。グレーテルのかまどより
ラム酒とバニラを加えた本場ボルドー地方のカヌレを再現。
自宅でも本場の味を味わえるように、作りやすいレシピです。
ボルドー・修道女たちのカヌレ | レシピ | NHK「グレーテルのかまど」
爽やかなオレンジカヌレ
銅製のカヌレ型を使った本格レシピ。
オレンジのリキュールとオレンジピールを使い、爽やかな香りが特徴です。
カヌレのレシピ 爽やかに香るオレンジカヌレ かっぱ橋お菓子道具の浅井商店 (rakuten.ne.jp)
つくれぽ1000!全卵で作るカヌレ
卵1個でお手軽に作れます。
1000人以上の方が作っているため、レビューも豊富でリアルな意見をたくさん見れます。
全卵で簡単カヌレ*つくれぽ1000感謝♡ by BlackRam 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが389万品 (cookpad.com)
クリスマスにぴったりのお菓子
見た目は似ていても全く違うお菓子。しっとりふわふわ生地のクグロフ、カリッとモチッのカヌレ。
どちらもクリスマスにはピッタリの華やかなお菓子なので、食後のデザートに出せば喜ばれること間違いないですね。
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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