ゲノム編集と遺伝子組み換え?食品にとってどんな違いが?

健康

『ゲノム編集?なにかパソコンの編集のこと?』

いきなりゲノム編集と言われても、なんのこっちゃっと思う方がほとんどだと思います。

遺伝子組み換えは聞き慣れた言葉ですが、ゲノム編集は初めて耳にする方が多いのではないでしょうか?

そんな初めて耳にする方が多いなか、世の中的には研究が進み、市場に出る日も近くなっています。

気付けばスーパーにあり、気付けば食べている、気付けば体調が悪くなってる

そんなことにならないように、前もってどんなものか知っておきましょう。

目次

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ゲノム編集と遺伝子組み換えはどう違う?

遺伝子組み換え食品は、もうお馴染みの言葉になりましたが、簡単におさらいしておきましょう。

例えば、美味しいけど病気になりやすいトマト(A)と、美味しくないけど病気になりにくいトマト(B)の2種類があります。

お互いの欠点を補い、美味しくて病気になりにくいトマト(S)を作りたいですが、従来のやり方だと、

AとBを交配して品種改良を行います

そうすると、AやB以外のCやDなど様々なものができ、その繰り返しをすることで、Sのトマトを作ります。

もともと持ってない要素を足すのが、遺伝子組み換え

遺伝子組み換えは足す、ゲノム編集は引く

遺伝子組み換えは、お互いの良いところを足して、良いところを揃えることです。

ゲノム編集は、足すとは逆の引くことで、Sのトマトを作ります。

Aの美味しいけど病気になりやすいトマトの、病気になりやすいというところに注目。

もともと持っている要素を引くのが、ゲノム編集なため、病気になりやすいという、本来備わっている遺伝子を切り取ることでSのトマトを作ります。

ゲノム編集と遺伝子組み換えはどちらが安全なのか?

遺伝子組み換えは元々持っていない要素を足すため、危険と言われていますが、元々持っている要素を引くなら安全ではないか?

表面的に説明されるとそう感じますが、実際はどうでしょうか?

遺伝子は目に見えることがもちろん出来ません。

足したり引いたりした結果どうなるかは、理論上合っていても、実際の結果と同じとは限らないです。

食べて時間が経ってから、徐々に結果がわかります。

ゲノム編集は、いらない遺伝子を切り取るわけですが、100%切り取れるのでしょうか?

もしも、病気になりやすい部分ではなく、赤くなる遺伝子組み換えを切ってしまったらどうでしょうか?

熟していても分からず、食べごろがわからなくなります。

やはり、自然でない場合は、なにかしらのリスクを背負うことになります。

ゲノム編集の食品の見分け方

遺伝子を引くだけで、見た目でも食べても見分けることは出来ません。

表示されている情報のみで判断するしかないですが、世の中には、表示義務のないものが数多く存在します。

遺伝子組み換えの場合、原材料に(遺伝子組み換え)(遺伝子組み換えでない)と表記されますが、ゲノム編集はどうでしょうか?

遺伝子を足すのではなく、元々あるものを引くだけのため、表記する必要がないと判断されています。

もしそうなり、世の中に出てしまえば

木を隠すのは森の中

森の中を探すのは困難なため、森の中に入れないようにしましょう

そのためにできることは、正しい情報をキャッチし、伝えることではないでしょうか?

まとめ

どちらも消費者を満足させるための開発ですが、自然でないことはたしかです。

遺伝子を足したり引いたりすることで、本来ない危険な遺伝子が生まれる可能性もあります。

美味しい美味しくない、よりも、自然で安心安全なものを選んでいきましょう。

今回もご閲覧ありがとうございます٩(ˊᗜˋ*)و

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