料理をするにあたり、必要な科目の最後【算数】です。
『料理に算数?』
と思うかもしれませんが、料理に計算は必須です。
切る時間、炒める時間、ゆでる時間、オーブンに入れる時間、料理を仕上げる時間
どんな工程にも時間はつきもの
早すぎては生焼けだったり、遅いと焦げたりと、食材の種類・状態・仕上げのイメージによって変えていく必要があります。
料理中の流れを、時間を計算しながら見てみましょう。
目次
料理を作る前に、手順の確認

料理に慣れていないと、必要以上に時間がかかったのに、出来上がりもイマイチ…ということが、多々あると思います。
『材料を揃えて、レシピも確認。さぁ、料理に取り掛かろう!』
と、その前にしっかり段取りを確認しましょう。
確認するポイントは、
何時までに仕上げたいのか
食材を切る時間
それぞれの食材をどんな風に調理するのか
どのタイミングで、火にかけるのか
どの食材を、どの順番で、どのくらい
と、たくさんの項目があります。
まずは、頭の中で手順を確認しながら、料理を完成させる。
次はどれくらいの時間で作れるか、手順と一緒に時間も確認します。
しっかりイメトレをすることで、失敗を減らし、理想の仕上がりに近づけることが出来ます。
計算って必要なの?

『計算苦手だし、そのままレシピを見て作ったほうが早いのでは?』
たしかに、計算をせずに作ることも出来ますが、無意識のうちに計算をしている方が多いと思います。
16時から料理をスタート、17:30にご飯を食べることがゴール
スタートからゴールまでの道のりを見てみましょう。
①考えた献立をイメージ
②食材を冷蔵庫から出して、洗う下処理
③レシピに合わせて、野菜を切る・肉や魚に下味を付ける
④③を加熱していく
⑤味付けをする
⑥出来上がったものを盛り付ける
①〜⑥を料理別に繰り返すことで、ご飯が出来上がります。
料理は完成すればいいわけではなく、食べる時間に、美味しい状態にして、食卓に出す
これが出来てこその料理です。
出来上がって何時間も経った料理や、火の通ってない食材が入っていては、台無しですので、次は手順と時間を一緒に見てみましょう。
料理の計算式①『ハンバーグセット』
では、ごはん・ハンバーグ・ポテトサラダ・コンソメスープの4品を作ってみましょう。
まずはレシピと材料と手順の確認
【ごはん】
ごはん
①ごはんを計量し、炊飯器に米と水を入れて、炊飯ボタン(2分+炊飯時間30分)
32分で完成
【ハンバーグ】

- 玉ねぎ 小1個
- ひき肉 200g
- パン粉 60g
- 牛乳 大さじ1
- 塩 少々
- ソース 適量
①オーブンを予熱し、玉ねぎをみじん切りにする(1分)
②玉ねぎをフライパンで3分ほど炒め、10分冷ます(13分)
③ボールにひき肉・②と残りの調味料を入れて、粘り気が出るまでこねる(5分)
④③を2等分し、俵形に成形する(3分)
⑤オーブンで10分焼く(10分)
⑥お皿に盛り付け、ソースをかけて完成(1分)
33分で完成
【ポテトサラダ】

- じゃがいも 中3つ
- きゅうり 1/2本
- 人参 1/3本
- マヨネーズ 適量
- 塩 少々
①野菜を水で洗い、じゃがいもの皮を剥きます(人参は皮付きのまま)(5分)
②じゃがいもは乱切り、きゅうりと人参はイチョウ切りにします(5分)
③鍋2つに水を入れ、じゃがいもと人参をそれぞれ入れて茹でます(10分)
④人参の鍋にきゅうりを入れ、1分茹でて、水気をきります(1分)
⑤じゃがいもの水気もきり、マッシャーで軽く潰します(2分)
⑥茹でた野菜と調味料を会えて、盛り付けます(3分)
26分で完成
【コンソメスープ】

- 冷凍コーン 30g
- わかめ 適量
- コンソメ 適量
- 水 300g
①鍋に材料を全て入れて、一煮立ちさせてから、盛り付けます(7分)
完成7分
1品ごと仕上げていくと、1時間38分もかかってしまいますが、毎日こんなに時間はかけれないですよね。
でも、手順を確認し、切り物・茹でるなど工程をまとめることで、ぐっと時間を短縮できます。
料理の計算式②『ハンバーグセット』

では、今度は4品まとめて作るとどうなるか見てみましょう。
①玉ねぎ、人参、じゃがいも、きゅうりを洗い、それぞれの大きさに切ります(10分)
②フライパン1つ、水を入れた鍋を2つ用意し、フライパンに玉ねぎ、人参とじゃがいもをそれぞれの鍋に入れます(2分)
③玉ねぎは油を入れて炒めてから冷まし、鍋は野菜が柔らかくなるまで火にかけます(10分)
④人参が柔らかくなったら、きゅうりを入れ1分茹でます(1分)
野菜をそれぞれ水を切り、このタイミングで、ポテトサラダを仕上げてしまいます。
⑤じゃがいもをマッシュし、人参ときゅうりを加えて、調味料を和えると出来上がりです。(3分)
サラダは冷蔵庫で保管し、次はハンバーグを作ります。
⑥ボールにハンバーグの材料・玉ねぎを粘りが出るまでこねます(10分)
⑦小判型2つに形成し、油をひいたフライパンで焼いていきます(2分)
⑧ハンバーグを焼いている間に、鍋にスープの材料を入れ、一煮立ちさせます(10分)
⑨料理をそれぞれのお皿に盛り付け、ハンバーグにソースをぬります(3分)
4品同時に仕上げると、51分で完成です。
47分も短縮で、約半分です。
切り物が苦手でも、段取りがうまければ、グッと調理時間を短く出来ます。
気持ちに余裕が出来れば、料理も楽しくなり、子どもとごはんを作る機会が増えたり、バリエーションが増えます。
まとめ

料理に計算は関係ないと思いきや、文字にしてみると、知らないところで計算していませんでしたか?
まずは、今やる作業がどのくらいかかるのか?をなんとなく覚えていきましょう。
自分の力量を知ることで、見えてくる世界があります。
今回もご閲覧ありがとうございます٩(ˊᗜˋ*)و
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