こんにちはよしみけです。
料理に塩は必須ですが、皆さんはどんな塩を使っていますか?
海塩・岩塩・湖塩などいろんな種類がありますが、実は味が全然違います。
塩と言えば、しょっぱいイメージですが、本物の塩は甘みを含んでいます。
しょっぱい塩・甘みのある塩はなぜ違うのか?
一緒に解明していきましょう。
目次
塩の作り方
まず海水の水分を飛ばして、『かん水』と呼ばれる濃度の濃い塩水を作ります。
この作業を『採かん』と言います。
次に、かん水を煮詰めていき塩を取り出す『煎ごう』という作業をする事で、塩が作られます。
今と昔では作り方は違いますが、作業自体に大きな変化はありません。
自然塩を作る際には、塩田という昔ながらの方法で塩作りますが、日本で作られている90%以上の塩は、イオン交換膜製塩法で作られます。
簡単に作り方を説明しますと、イオン交換膜と電気エネルギーでかん水を取り、真空蒸発缶に入れて煮詰めます。
広大な塩田が必要なくなり、天候に左右されることなく、効率よく作れるようになりました。
塩の種類
いろんな種類の塩がありますが、すべて海水から作られます。
大きく分けると3つに分類する事が出来るので、それぞれの特徴を紹介します。
海塩
1番馴染みのある塩で、ほとんどの家庭で使われていると思います。
名前の通り、海水から塩を取り出します。
海水の水分を飛ばして煮詰める事で作りますが、さらに塩の種類を細かく分類する事が出来ます。
精製塩
イオン交換膜法という方法で不純物を取り除きます。
そのため、ミネラルなどの栄養素がほとんどなく、成分の99%以上がナトリウムです。
安価でサラサラしているのが特徴です。
自然塩
海水を塩田で濃縮し、太陽の光や風の自然の力で結晶化させます。
塩化ナトリウムの純度が低い分、マグネシウム・カリウムなどのミネラルが豊富です。
天日塩や平釜塩などが代表的です。
再生加工塩
輸入した塩に、にがりなどのミネラルを添加して、成分調整したものです。
メーカーによって作り方や成分が違います。
岩塩
岩塩はもともとは海水でしたが、地殻変動により陸地に取り残されてしまったものです。
取り残された海水が結晶化し、さらにその上から土砂が重なる事によって、岩塩となります。
火山や土地によって、ピンクなどの色が付いてるのが特徴です。
日本では作られていませんが、世界的に見ると海塩よりも岩塩の方が多く生産され、塩全体の6割を占めています。
湖塩
湖塩は岩塩と同じように、日本では作られていません。
湖塩は、海水が岩塩になる途中のもので、塩水の湖から取ることが出来ますが、生産量が少ないため高価です。
塩の味
塩にも甘さがあるものや、しょっぱいものがありますが、なにが違うんでしょうか?
基本的に、ナトリウムが多いほどしょっぱく感じます。
ミネラルによって味の特徴があり、
カルシウム→甘い
カリウム→酸っぱい
マグネシウム→苦い
となります。
精製塩は99%塩化ナトリウムのため、しょっぱいと感じますが、ミネラルが豊富な自然塩は、甘みや苦みなどあるため、甘さを感じやすいです。
まとめ
塩の世界はまだまだ広く、今回ご紹介したのはほんの一部です。
次は、もっと深くご紹介したいと思います。
今回もご閲覧ありがとうございます
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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