お菓子作りに欠かせないものはたくさんありますが、その内の1つ【ケーキ型】
家に1つはあると思いますが、作りたいケーキと型の素材の組み合わせは合っていますか?
どれだけ材料が良く作り方が合っていても、型の素材との組み合わせを間違えれば、出来上がりは半減します。
それぞれのケーキと型の素材の、おすすめの組み合わせを見てみましょう。
目次
ケーキ型を買うときのおすすめ3つのポイント
丸型、シフォンケーキ型、パウンドケーキ型など、いろんな型がありますが、持っていて損のない型を先にご紹介します。
①つなぎ目のないアルミシフォンケーキ17センチ(浅井商店)
②丸型15センチ底取 ブリキ(浅井商店)
③マドレーヌ型12ヶ取(富澤商店)
上記3つは、初心者から経験者まで使いやすい型なので、1つでもあれば重宝しますよ。
「なぜこれがいいのか?」「ほかにどんなものがいいのか?」気になる方は、下へスクロールしていってください。
まずは買うときの3つのポイントです。
ケーキ型のサイズ
小さいものから大きいものまでありますが、大は小を兼ねることは出来ません。
まずは、何人くらいで食べるために作るのか?など、大きさの目安を考えましょう。
丸型、シフォンケーキ型は、15〜17センチくらいのが、レシピでもよく使われおすすめです。
レシピ本と家にあるケーキ型のサイズが違う時、「どれくらい分量を変えたらいいのか?」と困ったことはありませんか?
そういった方向けに、サイズ変更の早見表もご紹介してます。
ケーキ型の素材
同じ丸型でも、鉄・ステンレス・アルミなど、使われる素材は違います。
また、ケーキ型によって相性の良い素材があり、逆に相性の悪い素材があります。
どのケーキ型を使うか決めて、その後におすすめの素材を合わしていきましょう。
ケーキ型の底抜けの有無
底抜け有無は、丸型・シフォンケーキ型に多いです。
基本的には、底抜け有を選ぶのがおすすめ。
底を持ち上げることで、生地を潰さずに型から出すことができたり、ムース系の柔らかいケーキも作ることができます。
シフォンケーキにおすすめの型
シフォンケーキにおすすめの素材とサイズ
素材:アルミ・サイズ:15〜17センチ
熱伝導率が高いアルミは、シフォンケーキには欠かせません。
レシピ本には、17〜19センチのレシピが多いですが、19センチはなかなかのボリュームで、卵の使う量も多く食べ切るのにも時間がかかります。
15センチなら3人分、17センチなら4〜5人分を目安にしましょう。
浅井商店オリジナル つなぎ目のないアルミトールシフォンケーキ型 17cm
スポンジケーキにおすすめの型
スポンジケーキにおすすめの素材とサイズ
素材:ブリキ・サイズ:12〜15センチ
スポンジケーキは、シフォンケーキに比べると油脂分が少ないため、型離れがそこまで良くないです。
そのため、ケーキ型の底と内側に紙を敷いて焼きます。
ケーキ型の素材には、熱伝導率の高いブリキやアルミがおすすめですが、ブリキの方が安価で丈夫です。
手入れが悪いと錆びやすいというデメリットはありますが、ケーキ屋でも使われる素材ですのでおすすめします。
貝印 KAI ケーキ型 COOKPAD ホールケーキ 底取式 15㎝ レシピ付 日本製 DL8011
パウンドケーキにおすすめの型
パウンドケーキにおすすめの素材とサイズ
素材:ブリキ・サイズ:横18×縦9×高さ6センチ
丸型と同様に、熱伝導率の高いブリキがおすすめです。
よくステンレス素材のものも見かけますが、熱伝導率が低いため、パウンドケーキなどオーブンで焼く場合は向きませんが、錆びにくく抗菌作用が高いので、冷蔵庫で保管するムースやゼリーなどに使うのがおすすめです。
遠藤商事 業務用 パウンド型 小 アルスター 日本製 WPU13003
専用型のおすすめ(タルト・マドレーヌなど)
タルト型・マドレーヌ・フィナンシェなど、お菓子の種類によっては専用の型があります。
鉄素材は仕上がりがきれいに上がり、フッ素加工のものはお手入れが簡単で使いやすいのが特徴。
シリコン型などは、型や色のバリエーションが豊富(マフィン型・ハート型・四角・ドーナツ型など)です。
オーブンで加熱するのか、ムースやチョコレートを入れて冷蔵庫に入れるのか、用途に合わせて選びましょう。
マドレーヌやフィナンシェなどは、ケーキ型の代わりにアルミカップや紙の型で代用しても大丈夫です。
ケーキ型の素材
ケーキ型の素材①ステンレス
サビにくく、抗菌作用があり、手入れが簡単です。
熱伝導率が低いため焼き菓子には向きませんが、代わりにゼリー・ムース系などの、冷蔵菓子におすすめのケーキ型。
ケーキ型の素材②ブリキ
ブリキと言われてもピンと来ないかもしれませんが、素材は鉄です。
鉄にスズを塗ったものがブリキ。
熱伝導率が高く、使えば使うほど馴染み、価格も安価でおすすめです。
ただ、サビやすいため、使い終わったあとは水気をしっかり拭き取りましょう。
以前働いていたケーキ屋でも使っていた素材です。
ケーキ型の素材③アルミ
熱伝導率が非常に高く、サビにくくて軽い素材のため、取り扱いがしやすいです。
シフォンケーキには欠かせないケーキ型です。
ケーキ型の素材④シリコン
熱伝導率は低いものの、型離れしやすく、形のバリエーションが豊富です。
焼き菓子などでも使えますが、どちらかといえば冷蔵菓子に向いてます。
ハートや星などのオーソドックスな形以外にも、シリコン型ならではの形のものが数多くあります。
いくつかのバリエーションを持っておくと、いざという時に使えておすすめです。
ケーキ型の素材⑤アルタイト
製菓材料店に行くとよく見かけますが、鉄の素材にアルミコーティング加工したハイブリッド型です。
熱伝導率の高さ、型離れのしやすさ、丈夫さ、を兼ねそろえています。
機能性としてはおすすめですが価格が高めです。また、鉄を使っているため手入れをしっかり行わないとサビるので気を付けましょう。
ケーキ型の素材⑥銅
あまりご家庭ではないと思いますが、熱伝導率の高さは一級品です。
他の型に比べると桁違いに価格が高いため、ケーキ屋やプロの方以外はあまり見かける機会はないかもしれません。
カスタードクリームを炊く鍋や、カヌレの型で良く使われる素材です。
ケーキ型の素材⑦耐熱ガラス
料理にも活躍する耐熱ガラスですが、お菓子に使うこともできます。
鉄やアルミなどに比べると、熱伝導率は低いですが、透明の容器を使えば中身が見える利点があります。
また、ケーキの種類(プリンやクラフティなど)によっては、ケーキ型から出さずに提供できますので、盛り付けの手間が省けておすすめです。
ケーキ型の素材⑧使い捨て素材
紙やアルミなどの使い捨て素材。熱伝導率は低いものの(アルミは高め)、大小さまざまな型があるため、必要な用途毎に型を買い足すことが出来ます。
安価ではありますが、使い捨てのためコストパフォーマンスはよくありません。
型ごとラッピングして、そのままプレゼントや手土産として渡すのがおすすめの使い方です。
持っておきたいおすすめケーキ型
いろんなケーキ型をご紹介しましたが、結局はどこで・どの型のどのサイズを買えばいいのでしょうか?
よしみけが実際に持っていて、使い勝手のいいものをご紹介します。
つなぎ目のないアルミシフォンケーキ17センチ(浅井商店)
浅井商店オリジナル つなぎ目のないアルミシフォンケーキ型 17cm
素材:アルミ サイズ:直径17センチ
シフォンケーキの型を買うときは、アルミ素材で必ずつなぎ目のないものを選びましょう。
つなぎ目があると、そこに生地が入り込み手入れが大変です。
シフォンケーキのレシピは15〜18センチのレシピが多く、4人家族ならこの辺りのサイズがちょうどいいです。
大は小を兼ねると言いますが、ケーキの場合はそうはいきません。
例えば、21センチの型に17センチの分量を入れても、きれいに膨らみませんので注意です。
丸型15センチ底取 ブリキ(浅井商店)
素材:ブリキ サイズ:直径15センチ
ブリキは手入れをしないとサビてしまいますが、プロも愛用する素材です。
4〜5人家族なら、15センチは食べきりサイズにちょうどいいです。
特にこだわりがないなら、底が抜けるタイプを買っておきましょう。スポンジ生地以外に、チーズケーキやムースなど、柔らかい生地にも使うことができます。
BLACKクグロフ型(浅井商店)
タイガークラウン ケーキ型 黒 142×82mm Blackクグロフ型小 スチール フッ素加工 耐熱250度 5042
素材:スチールにシリコン樹脂塗装 サイズ:小 直径142ミリ×高さ82ミリ 大:直径176ミリ×高さ97ミリ
あまり家では作らないクグロフですが、おすすめの型です。
パウンドケーキの生地を流して、クグロフ型のパウンドケーキを作ることもできます。
フッ素加工なので型離れもしやすく、見た目が華やかなので、誕生日ケーキやお手土産にもおすすめです。
マドレーヌ型12ヶ取(富澤商店)
マドレーヌ型 12ヶ取 / 1枚 TOMIZ/cuoca(富澤商店)
素材:ブリキにシリコン加工
熱伝導率の高いブリキに、シリコン加工されているので、空焼き不要ですぐに使えます。
シリコン加工はされていますが、バターや油でマドレーヌの型の部分を塗っておくと、型離れがよく仕上がりがきれいです。
100均のケーキ型は買ってもいい?
丸型・パウンドケーキ型・タルト型などいろんな型があり、そこからさらにステンレス・シリコン・ブリキなどいろんな素材があります。
1個あたりの単価が安くても積み重なれば金額も高くなりますよね。
100均にいけば安くてたくさん型がありますが、使い勝手はどうなんでしょうか?
検証サイトをいくつか見てみましたが、100均クオリティでも活躍できる型はたくさんありそうです。
特にシリコン系やクッキー型は使い勝手が良さそうですね。他にも紙型も焼いてそのままラッピングできるのでおすすめです。
100均の型も十分使えますが、富澤商店やコッタなど製菓専門店のものを持っておき、プレゼント用・パーティ用など使い分けをしてもいいですね。
まとめ
「とりあえずサビにくい素材を買えばいいか」
ではなく、作りたいお菓子とケーキ型の素材との相性をよく考えましょう。
作りたいお菓子と素材の組み合わせを考え、次にどのサイズなら家でもよく使うのか?この順番で決めるのがおすすめです。
特に鉄素材は、使えば使うほど馴染んでいくので、ずっと使い続ける気持ちで選びましょう。
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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