最近【梅仕事】という言葉をよく耳にしませんか?
でも、梅シロップや梅酒を漬け終わったあとの梅はどうしてますか?
梅シロップ・梅酒など自宅で作る方も増えていると思います。
大量の梅を消費するのも大変なので、そのまま捨てる方も多いかもしれませんが、加工すれば梅の味を違う形で楽しむこともできます。
目次
梅酒ダージリンシロップの作り方
①漬け終わった梅シロップor梅酒の梅を鍋に入れます。
漬け終わった梅はシワシワになってることが多いですが、シワシワな梅は味や風味が弱く、身もほとんど食べれないため、ふっくらしてる梅を選びましょう。
②お好みの砂糖を入れます。
③水を入れます。
④鍋を中火にかけて、沸いたら弱火にして10分煮込みます。
⑤10分経ったら、ティーパックをそのまま入れて、さらに2分煮込みます。
⑥粗熱を取って、保存容器にシロップ・梅の実・ティーパックを入れて冷蔵庫に入れます。
水割り・炭酸割りが定番ですが、実は牛乳割りが1番おすすめです。
ラッシー風に早変わりして、梅ジュースの違った味を楽しめます。
梅酒の梅を使う場合は、アルコールをしっかり飛ばしましょう。
梅の実の取り出すタイミング
梅シロップや梅酒の梅の実は、漬ける時間が長ければ梅の味や風味がよく出る反面、逆にえぐみも出てきます。
取り出すタイミングはどうやって見極めればいいでしょうか?
梅シロップの梅
漬け込む期間は、冷暗所で2週間〜1ヶ月ほどです。冷蔵庫で保管すると、梅の発酵を抑える反面、エキスが出るのに時間がかかるため、1ヶ月〜1ヶ月半と長めに漬け込むことが多いです。
取り出す目安は、梅がシワシワになってきた・シロップの色が変わってきたなどがありますが、長くても1ヶ月半くらいにしておきましょう。
よくシワシワにならないと梅の味が出ていないと聞きますが、梅の実によっては時間が経ってもシワシワにならないものがあります。
梅酒の梅
漬け込み期間は早くて3か月、半年〜1年ほどです。
期間が長いほど熟していきますが、梅の実は1年を目処に取り出します。梅の実をとった後も熟成していきます。
梅シロップと違い、アルコールを入れているため、長期間の保存が出来て発酵もしにくいです。
梅酒の梅はアルコールが含まれているので、子どもにあげる場合は、しっかりアルコールを飛ばしましょう。
シワシワにならない梅の特徴
漬けた梅がシワシワになったり、ならなかったりしますが、同じ梅でもどんな差があるのでしょうか?
その差は、実は梅の完熟度によって変わります。
完熟梅と言えば黄色ですが、同じ青梅でも実の完熟度は違います。青梅でも実が完熟していれば、シワシワになりにくいです。
シワシワになってしまうと、エキスもなく食べる部分もないため、加工することも難しいので、なるべくふっくらした実のまま残って欲しいですよね。
でも、見た目は青梅なのにどうやって実の完熟度を見分けたらいいのでしょうか?
残念ながら青梅の状態で、見た目で実の完熟度がわかる方法はわかりません。
その代わり、シワシワになりにくくする方法はありますので、ご紹介します。
梅の実がシワシワにならない方法
まずはなぜ梅はシワシワになるのか?そのメカニズムを見てみましょう。
梅シロップ・梅酒には青梅と砂糖が必ず入ります。(梅酒はアルコールも)
青梅と砂糖を合わせると、浸透圧という現象が起きて、梅からエキスが出てきます。
浸透圧とは?簡単に言えば、2つの濃度が違うものを半透膜で区切ると、濃度の濃い方に水分が移動する現象です。
青梅は半透膜という膜で覆われているため、砂糖と合わせると、梅のエキス(水分)が急激に砂糖に移動するため、シワシワになります。
急激にエキスが出るとシワシワになってしまいますが、半透膜を傷つけておけば、ゆっくりエキスが流れるので、シワシワになりにくいです。
つまようじで穴を開ける
梅シロップ・梅酒を作る時の裏技の一つでもあります。穴を開けることで、エキスが出る道を増やすという方法です。
穴を刺すことで半透膜に傷をつけ、梅のエキスが急激に砂糖に移動するのを防ぎます。
梅に穴をあけると風味が落ちる、痛みやすいと言われますが、確証はないみたいです。
冷凍庫に入れてから漬ける
こちらの方法も良く見かけますが、冷凍することで、梅の細胞を凍らせます。
そうすると細胞が壊れてエキスが出やすくなると同時に、半透膜も壊れるので、シワシワになりにくいです。
凍った梅を使う場合は、凍った状態のものを瓶に詰めていきましょう。
青梅は時間が経つと、黄色く完熟梅に変わってしまいます。
すぐに使わない時は、ジップロックなどに入れ、冷凍庫に入れるのがおすすめです。
まとめ
梅シロップ・梅酒を漬け終わったあとの梅の実も、加工すればさらに梅を楽しめます。
材料入れて火にかけて煮詰めるだけの簡単レシピ。
梅の実を一度に大量に消費することができるので、梅を丸ごと楽しみましょう。
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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