こんにちはよしみけです。
以前、砂糖の世界『上編』について書きましたので、今回はその続きを書きたいと思います。
目次
砂糖の種類
さとうきびから不純物を取り除き、精製すると種類が変わります。
それぞれの砂糖にどんな特徴があるか、見てみましょう。
大まかですが、砂糖はこのようにして作られています。
黒糖
さとうきびを圧搾して搾り出した糖汁を、そのまま煮詰めたものが黒糖になります。
精製を全くしていないため、不純物はありますがミネラルなどの栄養素が豊富です。
和三盆
黒糖に近い作り方ですが、まず糖汁を煮詰めて結晶化させ、白下糖を作ります。
次に、白下糖に水を加えて練り上げ、砂糖の粒子を細かくしていき、重石をして圧搾します。
練って圧搾を何度か繰り返し、乾燥させる事で黒い糖蜜を抜き、サラサラした砂糖に仕上げる事が出来ます。
ちなみに、和三盆のさとうきびには、竹糖という呼ばれる品種を使います。
グラニュー糖
原料糖をお湯に溶かして、活性炭などを入れて不純物を取り除き、清浄や脱色して糖液を作ります。
無色透明になった糖液を、『ファイン・リカー』と呼びます。
ファイン・リカーを濃縮し結晶を作り、それを遠心分離機にかけていきます。
1〜2番目に出来るのは、双目糖と言い、湿気を吸いにくくサラサラした高純度の砂糖になります。
双目糖には、グラニュー糖・白双糖があり、クセのないあっさりした甘みを持ちます。
上白糖
上白糖とも、グラニュー糖と同じように、ファイン・リカーから作りますが、2〜3番目に出来ます。
グラニュー糖のようにサラサラしていないのは、転化糖を含んでいるので、しっとりしてコクのある甘みを持っています。
☑︎転化糖とは
転化糖とは、果糖とブドウ糖を同量の割合で混ぜたものです。
角砂糖
コーヒーや紅茶に欠かせない角砂糖ですが、こちらはグラニュー糖に糖液を少し混ぜて、型で整形した砂糖です。
同じように、粉糖もグラニュー糖をさらに細かくし、パウダー状にした砂糖です。
砂糖の体への影響
砂糖は陰陽で表すと極陰になるため、体のバランスを一気に変えてしまいます。
エンプティーカロリー
精製された砂糖(グラニュー糖・上白糖など)は、カロリーが高いのにミネラルなどがないため、『エンプティーカロリー』と呼ばれています。
体内にカロリーを取り入れると、それを消化・解毒などのためエネルギーを使います。
その際に、ミネラルやビタミンなどの栄養素を使ってエネルギーに変えますが、上白糖やグラニュー糖には栄養価がほとんどないため、体内にある栄養素を使います。
そうすると、砂糖を取れば取るほど体内の栄養素がなくなり、体のバランスが大きく崩れます 。
血糖値の上昇
砂糖を取ると、一気に血糖値が上がります。
急激に血糖値が上がると、それを抑えるために、インスリンを分泌して血糖値を下げます。
すると、今度は急激に下がったと脳が勘違いして、また糖分を欲しがる。
この繰り返しをしてしまうと、インスリンを分泌する膵臓に負担がかかります。
それ以外に、血糖値の上がり下がりによって、気持ちも安定しなくなり落ち着かなくなります。
砂糖は体に悪い?
白砂糖はエンプティーカロリーと呼ばれ、体に悪いと言われていますが、悪いことばかりではありません。
取りすぎた場合はもちろん体に悪いですが、色を付けたくない時・白砂糖の特性を生かしたい時には、使って大丈夫です。
毎日の食卓で使うなら、黒糖や和三盆などの精製していない茶砂糖の方がおすすめですが、やはり取り過ぎは良くないです。
まとめ
いろんな食品に砂糖が含まれているので、意識しないと、あっという間に取り過ぎてしまいます。
料理で甘さが欲しい時は、野菜の甘みやみりんを使い、お菓子を作る時は砂糖の代わりに、メープルシロップやはちみつを使ってみましょう。
今回もご閲覧ありがとうございました。
よしみけ*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚
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