こんにちはよしみけです。
前回、陰陽調和料理についてご紹介しましたが、今回はより実践的にご説明します。
目次
重ね煮の仕方
重ね煮という言葉は聞き慣れないですが、特別な器具を使わず、普段の食事に取り入れる事が出来るので、押さえておきたいポイントをご紹介します。
正しい順番で重ねる
必ず守らないとダメなのが、重ねる順番です。
なんの順に重ねるの?と疑問を持つ方も多いと思いますが、素材によって順番が決まっているので、一度覚えてしまえばその通りに重ねれば大丈夫です。
ただ、初めての方はどの順番かわからないですし、何十種類も覚えるのは大変です。
初めのうちは、土から上か下のどちらに作物が出来るかを目安にして下さい。
土の下に出来る素材は陽で、れんこん・人参などの根菜類。
土の上に出来る素材は陰で、小松菜・キャベツ・白菜など葉菜類。
入れる順番は、陰の素材を下にし、陽の素材を上にし、中庸の素材がある時は1番上に重ねます。
こうする事で、陰の広がる性質と陽の縮まる性質がうまく調和されます。
全ての材料を入れて火にかける
陰陽調和料理は、基本的に調味料以外の材料を入れてから火にかけます。
材料を切ってしまえば、あとは柔らかくなるのを待つだけなので、手軽に出来ます。
素材が柔らかくなってから味付けをするので、味付けをする前に離乳食分を取り分けると、鍋1つで大人と子どもの食事を作る事が出来ます。
素材の選び方
素材を丸ごと食べるため、素材選びは大事です。
特売価格のものは、お財布には優しいですが、体にとってはどうでしょうか?
皮ごと使うので、無農薬・有機野菜を選ぶ
アクが強い里芋などは皮をむいたりしますが、基本的には皮ごと食べます。
特売価格の野菜・魚などは、農薬や化学肥料が使われているため、皮をむきます。
皮には栄養が豊富に含まれているので、なるべく摂りたいですね。
そのために、無農薬・有機野菜を選んで、丸ごと素材を楽しみましょう。
動物性の材料は、安価なものはなるべく選ばない
肉や魚も安価なものは、ホルモン剤が投与されたり、農薬まみれのエサを食べている可能性が高いです。
オーガニックの専門店や顔の見える生産者から買うと、安全性の高いものを買う事が出来ます。
味付けの仕方
皆さんは薄味・濃い味どちらが好きですか?
こってりした味は美味しいですが、素材の味が消えてしまいます。
素材の味を楽しむ料理を作ってみませんか?
素材の味を生かすため、だしは不要
料理を作る時に、かつおだし・コンソメなどの粉末を入れる方は多いのではないでしょうか?
陰陽調和料理では、だしは不要です。
素材を煮込めば素材のだしが出るため、例えばかつおだしを入れるなら、かつおぶしや昆布を入れれば、かつおだしを入れる必要がなくなります。
粉末のだしには、化学調味料やスパイスなども入っていて、なによりだしの味が常に同じです。
どんな素材を合わせても、粉末のだしの味になるため、素材の味が消えてしまいます。
醤油・塩・みりん・味噌はオールマイティ
家庭にはどんな調味料がありますか?
砂糖・塩・酢・醤油・味噌のさしすせその調味料以外に、ソース・ケチャップ・マヨネーズなど様々なものがあります。
ソースやケチャップなどの味の濃い調味料は、たしかに美味しいですが、どんな素材も調味料の味に染まってしまいます。
例えば、コロッケにソースをかけて食べるのをイメージして見て下さい。
どうでしょうか?じゃがいもやひき肉の味は楽しめますか?
きっとソースの味がする、ホクホクしたものを食べただけになりませんか?
たくさんの調味料がスーパーにありますが、使うのは醤油・塩・みりん・味噌があれば、素材の味を引き出す事が出来ます。
しかし、本物と似せたものがありますので、原材料を見てシンプルなものを選んで下さい。
まとめ
素材にこだわって作った料理は、うす味でも満足する事が出来ます。
濃い味が好きな方にとっては、物足りないかもしれないですが、しばらくすると舌が素材の味を受け入れてくれます。
美味しくて、体にも優しい料理にチャレンジしませんか?
今回もご閲覧ありがとうございました。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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