クリスマスのお楽しみ!パネトーネとシュトーレンの魅力と歴史

お菓子

クリスマスと言えばローストチキンにケーキにプレゼントと、1年大きなイベントですね。

クリスマスにはたくさんのごちそうが並びますが、デザートのケーキは欠かせません。

本場ヨーロッパではクリスマス由来の代表的なケーキ「パネトーネ」と「シュトーレン」がありますが、今回は2つのケーキの違いについてご紹介します。

目次

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パネトーネとシュトーレンの違い

由来の違い

バターをたっぷり使った生地に、ドライフルーツやナッツを混ぜて焼き上げた見た目も似てるお菓子、「パネトーネ」はイタリアのミラノ発祥「シュトーレン」はドイツのドレスデン発祥です。

パネ=パン、トーネ=大きなの大きなパンの意味があるパネトーネは、クリスマスに食べると恋が成就するという伝説があります。

一方、発祥の地ドレスデンの鉱山にある坑道に似せたシュトーレン。粉糖をまぶして真っ白な見た目は、キリストのおくるみのような仕上がりです。

材料の違い

どちらも似た材料を使っていますが、いくつか違う点があります。

パネトーネは、パネトーネ菌と呼ばれる天然酵母で発酵させた甘い菓子パン。たっぷりのバターに卵、レーズンやオレンジピールなどのドライフルーツを混ぜて筒状に焼き上げています。

シュトーレンは、バターやドライフルーツにナッツに加え、スパイスを加えた生地を発酵させています

パネトーネに比べるとしっとりした生地です。マジパンが入っているタイプは、価格は高くなりますが、味や風味やしっとり感が増します。焼いたあとに、溶かしバターをたっぷり表面に塗って、たっぷりの粉糖をまぶしているのも特徴的ですね。

レシピの違い

イタリア北部から100年以上も受け継がれている伝統のあるパネトーネ菌。

扱いが難しく、専門的な技術がいります。一般的なパンに比べると、保水性・防腐性・防菌性が高く、長期保存に向いています

長時間発酵させることで、ふっくらとした生地に。風味も豊かで口溶けもなめらかな発酵パンに仕上がります。

シュトーレンには、粉に対してバターは30%以上、ドライフルーツやナッツは60%以上という定義があります。

本場ドイツの味が守られているのは、この定義があるためですね。

生地と同量近いドライフルーツやナッツが入っているため、しっとりした仕上がり。焼き上がったシュトーレンに溶かしバターを塗りますが、もはや塗るというよりもどっぷり漬けるイメージです。

そのあと生地が見えなくなるくらい粉糖をかけて、真っ白に仕上げるのが特徴。たっぷりとバターと粉糖でコーティングされているため、日持ちが長いのも納得です。

パネトーネとシュトーレンの食べ方

どちらのお菓子も日持ちがするため、クリスマスの4週間前からクリスマスイヴまでの期間「アドベント」に食べるのが定番。

薄くスライスしてクリスマスが近づくのを感じながら食べましょう。時間が経つごとに変化する天然酵母やイーストの香り、ドライフルーツの深い味わいは、発酵菓子ならではの楽しみ方ですね。

カットした後は、ラップやジップロックなどで生地が乾燥しないように保護しましょう。

※アドベントとは、クリスマスの4週間前からクリスマスイブまでの毎週日曜日にろうそくに火を灯していき、1週目2周目と日曜日が来るたびに1本ずつろうそくを増やしていき、4週目に4本のろうそくに火を灯しクリスマスを祝うイベント。

クリスマスまでの毎日を楽しむアドベントカレンダーのよく見かけますが、クリスマスには欠かせないアイテムです。

1日ごとにカレンダーをめくったり、開けたりして、イラストやお菓子を楽しみます。

パネトーネとシュトーレンのおすすめ

なかなか家では作れないパネトーネとシュトーレン。クリスマスの時期にはいろんなお店で販売されますが、実は1年中販売している専門店があります。専門店ならではの味を楽しみませんか?

LESS(レス)

2019年9月にオープンした日本初のパネトーネ専門店「LESS(レス)」。

オーナーシェフであるガブリエレ・リヴァさん、坂倉加奈子さんの2人から生まれるパネトーネは、ミラノの生家から50年以上も受け継がれた天然酵母を使用し、軽い口当たりとふんわりとした食感です。

仕込みから仕上がりまで約3日間かけて作るパネトーネは、熟練の職人だからこそ出せる味。お店の名前通り、無駄なものをそぎ落とし、日に日に熟成されていくパネトーネを存分に味わいませんか?

LESS ONLINE SHOP

Harmonier(ハルモニア)

パン屋の経験と技術を活かした独自のシュトーレンは、小麦粉の量を抑えてアーモンドプードル・バター・生クリームをたっぷり使っています。

長年の経験があってこそ形成できるこだわりの生地、毎日種継ぎしているヨーグルト酵母、シュトーレンの良さを引き出すためのドライフルーツ。

経験・生地・酵母の三拍子がそろうことで、しっとりながらも口溶けのいい仕上がりです。一般的にコーティングは粉糖ですが、和三盆を使うことで素材の味を邪魔せずより引き立たせています。

Harmonier(ハルモニア)

ロンとレン

グリル&ダイニング用賀倶楽部が手掛ける、シュトーレン専門店「ロンとレン」。

季節ごとに有機・無農薬食材を仕入れ1年中シュトーレンを楽しめます。季節限定はもちろん、マカロンサイズのミニシュトーレン「シュトロン」は、こちらのお店でしか買えません。

日々熟成していくシュトーレンもいいですが、ひと口サイズでちょっとした時に食べれるのもいいですね。

ロンとレン|シュトーレンの専門店 – ロンとレン|シュトロンとシュトーレンの専門店 (ron-len.com)

まとめ

クリスマスまでの期間を楽しめる「パネトーネ」と「シュトーレン」。

クリスマスが近づくごとに味も変化していくので、毎日食べるのが楽しみですね。

専門店だから味わえる四季の味わい、ぜひ召し上がってみてください。

今回もご閲覧ありがとうございます。

よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و

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