こんにちはよしみけです。
子育ての悩みのひとつ子どもの野菜嫌い、みなさんどんな風に対応していますか?
ひとつでも嫌いな野菜があるだけで、食卓の空気が悪くなった方もいると思います。
どうして野菜嫌いになっていくのか、子どもの気持ちになって一緒に解き明かしてみましょう。
目次
子供の野菜嫌いはいつから?
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4026.jpg)
「数えるほどしか食べさせてないのに…」「離乳食の時は好き嫌いなく食べていたのに、いつの間にか野菜嫌いに…」
子どもと言っても、1歳頃までは好き嫌いなく食べる子が多く、いろんな野菜をパクパク食べていませんでしたか?
離乳食から普通食に変わり、1歳を過ぎると自我が芽生えてき、特に2~3歳のタイミングで野菜嫌いが始まります。
子どもの野菜嫌いの鬼門は3歳から
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2022/03/img_7267.jpg)
子どもの野菜嫌いは1歳を過ぎれば徐々に増えてきますが、一番大変な時期は3歳前後です。
3歳前後には理由があり、ちょうどこの時期に満腹中枢が機能し始めます。
1〜2歳ごろまでは、満腹中枢が未熟なため、食べたいだけ食べ続け、嘔吐してしまう。こんなこともありますね。
満腹中枢が発達すれば、自分で量を調整することができるため、『これは食べるけどこっちは食べない』
量を調整する以外にも、『ピーマン嫌いだから食べない』『唐揚げはもっと食べたい!』と、自分がどの野菜が好きで、どの野菜が嫌いなのか、わかるようになります。
そのため、お皿に乗ってるものを全部食べるではなく、お皿の中の好きなものを食べるという選択肢が生まれることで、野菜嫌いが目立ち始めます。
子どもの野菜嫌いは学習によって決まる
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4029.jpg)
自我が芽生えると、好き嫌いが増えますが、子どもの嫌いは味よりも経験による部分が大きいです。
食感が嫌だった、その時食べる気分じゃなかったなど、いろんな要素によって左右されます。
「何回出しても食べてくれない…食べさせるのあきらめようかな…」
大人であれば、野菜嫌いはなかなか治りませんが、子どもは違います。
食べた後に、体調が良くなった・悪くなった
食べてる時、楽しかった・嫌だった
こんな風に、その時の食べてる時の気持ちによって、好き嫌いができます。
大きく分けると、4つの学習に分けれますので、見ていきましょう。
安全学習
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4030.jpg)
大人でも見慣れない食べ物って抵抗ありますよね?
それは、子どもも一緒です。
子どもは初めての食べ物が多いので、いろんな食べ物をあげるより、繰り返し食べて、しっかり土台を作ってあげましょう。
「これ食べて美味しい!」
そう思えば、次からも安心して子供は食べてくれます。
嫌悪学習
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4031.jpg)
食べた時に嫌な思い出があると、見た目だけで拒否してしまいます。
無理やり食べさせようとした
食べた後体調が悪くなった
など、味よりも嫌な思い出があることで、食べなくなります。
嗜好学習
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4032.jpg)
嫌悪学習と対照的な学習です。
風邪のとき食べたら、体調が良くなった
良くなった・治ったなどの、良い思い出があるものは、食材の味自体を好きになる事があります。
連想学習
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4033.jpg)
食べた時にどんな気持ちだったのか、連想
家族みんなで作って、楽しく食べた
楽しい食卓のイメージがあると、その時食べた食べ物も好きになります。
逆に、嫌なイメージがあると、嫌いになってしまいます。
子どもの野菜嫌いの天敵は緑色
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4027.jpg)
子どもの野菜嫌いの定番と言えば、ピーマンや小松菜など、緑色の野菜が多いですよね。
なぜ緑色の野菜なんでしょうか?
赤色や白色ではなく、なぜ緑色なのか見ていきましょう。
緑色の見た目で敬遠
赤やオレンジなどの、暖色系は食欲をそそりますが、緑は草や葉っぱのイメージがありますよね。
実際保育園で子どもに緑の野菜を見せると
「緑ー!葉っぱみたいー」
など、具体的な野菜が上がらなかったり、見た目が似てる野菜が多いので、区別が付かなかったりも。
今食べてるものがなにかわからないと、不安になります。
野菜の名前を教えながら食べて、緑の野菜と一括りにならないようにしていきましょう。
子どもは甘味・塩味・うま味を好む
味覚には、甘味・塩味・うま味・酸味・苦味の五味があります。
甘味・塩味・うま味は、本能的に好むため、甘味のある玉ねぎ・人参・イモ類は、好きな子が多いです。
酸味・苦味は、毒や腐敗を察知する味覚なので、慣れるまでは嫌いな子が多いです。
小松菜やピーマンなどは、苦味があるため、慣れるまではなかなか好んで食べません。
でも、何度もたべて経験を重ねると、意外と酸味があるものを好む子も多いです。
子どもの味覚についてもっと知りたい方はこちらまで↓
緑色の野菜に嫌な思い出
玉ねぎ・人参・さつまいもなどは、良く食べるのに、緑色の野菜を全然食べない…
全然食べないと、とにかく一口だけでも食べさせよう!という気持ちになりませんか?
子供はそういった空気を敏感に感じるので、食べさせよう!となれば、絶対に食べてあげない!
『食べて!』『食べない!』『食べて!』『食べない!』
こんなりやりとり疲れますよね…
嫌な思い出を作らないように、無理強いは禁物です。
子どもの野菜嫌いに果物で代用はできる?
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2022/01/img_6904.jpg)
子どもの野菜嫌いはよく耳にしますが、果物嫌いな子どもはあまりいないですよね。
野菜と果物は栄養価を見ると、共にビタミンやミネラルが豊富です。
『野菜を食べないなら、果物で代用してもいいのでしょうか?』
答えとしてはNOです。野菜は野菜、果物は果物としっかり分けましょう。
果物は糖度が高いため、食べ過ぎは肥満につながる恐れがあり、デザートとして少量食べるくらいがちょうどいいです。
サラダにフルーツを混ぜるなど、料理の一部として使ってもいいですが、フルーツがメインになってしまうと、ますます野菜を食べなくなります。
ちなみに、果物と野菜の違いはなにか知ってますか?
一般的には、草になる食物は『野菜』・木になる食物は『果物』と聞きますが、実は明確な定義はないみたいです。
子どもの野菜嫌いが野菜好きにならない食べさせ方
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4034.jpg)
自我が芽生えるに連れ、好き嫌いが増えていきます。
野菜嫌いを治すため、あの手この手で格闘している方が多いのではないでしょうか?
でも、そのやり方は正しいですか?
嫌いな野菜を食べさせれば、野菜嫌いが治るわけではなく、子供が好きと認識して、初めて野菜嫌いが治ります。
細かく刻んで好きなものと一緒に
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2022/01/img_6892.jpg)
よく嫌いな野菜を食べてもらうために、細かく刻んで好きなものと一緒に。
こういう食べさせ方をしていませんか?
たしかに食べてくれますが、根本的な解決にはなりません。
嫌いな食べ物は、好きな食べ物の中に
木を隠すのは森の中
みたいな発想ですが、これだと嫌いな野菜がどんな味をしたのか?形はどんな形なのか?
なぜ自分が嫌いな野菜を食べれたのか、イメージがつながらないので、嫌いな野菜のままです。
苦手な野菜はひと口食べればOK
ハードルを下げて、お互い楽しみながらごはんにしましょう。
「これ食べたら、デザートあげるよ」と交換条件を出す
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4037.jpg)
デザートで釣るやり方は、◯◯したら◯◯する、という交換条件です。
もし、食べたくない時は、デザート食べないから野菜食べない
良くも悪くも子どもの思い通りになってしまうので、このやり方はおすすめしません。
子どもの野菜嫌いを野菜好きにする食べさせ方
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2022/01/img_6891.jpg)
野菜嫌いを治したいけど、嫌いな野菜を無理に食べさせたくない。
でも、食べないと偏食になるから食べて欲しい。
相反する思いと日々格闘されていると思いますが、どうすればいいのか?
無理なく、効果的な食べさせ方を一緒に見てみましょう。
料理や買い物のお手伝いをしてもらう
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2022/01/img_6893.jpg)
子どもはお手伝いが好きです。
大人にとっては、「これでいいの?」と思うような小さいお願いも、子どもにとっては嬉しいことです。
お手伝いをすれば、達成感を感じ、とても喜びます。
嫌いな野菜を一緒に買ったり、洗ったりしてもらい、食べる前に
「◯◯ちゃんがお手伝いしてくれた野菜だね」
そんな風に言ってあげると、「自分の野菜だから食べる!」と楽しそうに食べてくれます。
子どもの好き嫌いは学習によって決まります。
楽しい思い出を作り、野菜嫌いを野菜好きに変えていきましょう。
調理方法を変えてみる
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4039.jpg)
例えば、小松菜が苦手な子がいるとします。
スープに入れても、炒めても食べない
それなら、天ぷらやポタージュなら?
調理方法には、焼く・煮る・揚げる・漬ける・潰すなど、いろんな調理方法があります。
スープに入れた小松菜を食べないのは、ふにゃっとした食感が嫌だったのかもしれません。
でも、天ぷらのように、高温で短時間で仕上げると、シャキッとした食感が残ります。
野菜の味・見た目以外にも、食感も大事です。
野菜嫌いで困ってる時は、食感を変えてみてはどうでしょうか?
野菜嫌いの子どもが喜ぶレシピ
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2022/01/img_6916.jpg)
せっかくごはんを作ったのに、食べてくれないと切ない気持ちになりますね。
いったいどんな料理なら食べてくれるのか…
今回は子どもの野菜嫌いランキング上位の【ナス】【ピーマン】【しめじ】の3種類のレシピをご紹介します。
子どもの野菜嫌いにおすすめレシピ【ナス編】
チーズが好きな子どもが多いので、やっぱりチーズとの組み合わせは鉄板ですね。
いつものカレーにナスを入れてあげると、味や食感の抵抗なくなるので、食べてくれます。
チーズやカレーと言った、子どもが好きな食材や料理と合わすことで、食べるきっかけを作りましょう。
カレー粉などスパイスで作っても、カレールーを使ってもどちらでも大丈夫ですよ。
『○○ちゃん、この料理にナスが入ってるんだよ。』
『ナスが入った料理食べれたね!』
その時に、しっかり声をかけることを忘れずに。
声をかける事で、ナスを食べた時の美味しい!という気持ちを覚える事ができ、次から食べるきっかけになります。
子どもの野菜嫌いにおすすめレシピ【ピーマン編】
クタクタになったピーマンより、シャッキ!としたピーマンの方が、食感のアクセントがあって食べやすいです。
細かく刻んで味付けごはんに混ぜると、ピーマンの苦味が少なくなるので、食べやすいです。
見た目で敬遠されがちなピーマン。
苦手なうちは、他の食材と合わせて色が見えないようにするといいです。
子どもの野菜嫌いにおすすめレシピ【しめじ編】
しめじの香りや味は子どもの野菜嫌いの原因だと思います。
しめじの味を殺すために調味料を入れるのではなく、生かすように醤油やバターと合わせるのがおすすめ。(しいたけは入れなくても大丈夫ですよ。)
フニャっとした食感が苦手な子も多いので、クリームスープに入れるのもおすすめ。
しめじに限らず、キノコ系は主張の強い食材です。
調味料をうまく使って、しめじを食べやすくしていきましょう。
まとめ
![](https://www.yoshimike.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4048.jpg)
誰もが壁に当たる子どもの野菜嫌い問題。
「なんで全然食べてくれないの?」
「ごはんが美味しくないのか、食べさせ方が悪いのか…」
そんな風に自分を責めなくて大丈夫です。
負のエネルギーは、子どもも敏感に感じますので、楽しい雰囲気を大切にしましょう。
ご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
コメント