6月の梅雨の時期になれば始まる「梅仕事」。毎年の風物詩として、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?旬の梅をていねいに仕込むことで、梅シロップや梅干しなど、いろんな梅を味わうことができます。梅仕事の基本をご紹介します。
目次
梅仕事とは?
梅仕事とは、梅シロップや梅干しなど、梅を加工する総称のことを言います。
梅の収穫時期にしかできないので、毎年の恒例行事になっている方も多いのではないでしょうか?
梅と保存瓶を用意し、砂糖や塩やお酒などを組み合わせます。組み合わせ方や分量によって、梅シロップになったり、梅酒になったりと、いろんな梅の味を楽しめます。
梅の選び方
梅は大きく分けると3種類あり、それぞれ適した加工方法があります。まずは、梅をどのように加工するのか決めましょう。
青梅
一番よく見かける青々とした梅です。青梅が出回ると梅仕事のはじまりですね。身が固く、さっぱりした酸味があるのが特徴。
シロップや梅酒を漬けるときに、使うことが多いです。
完熟梅
青々さを残しながらも、ほんのり赤みがかっています。果肉が柔らかく、フルーティな香り。梅干しに使うことが多いですが、シロップやジャムなど、幅広く使えます。
超完熟梅
青々さはなくなり、全体が黄色くなります。シロップ作りに使うと失敗しやすいため、この状態になると、梅干しかジャムにするのがおすすめです。
ちょっとしたことで傷みやすいため、早めに加工していきましょう。
梅仕事①梅シロップ
梅仕事の定番「梅シロップ」は、子どもから大人まで楽しめます。
出来上がり期間も短く、失敗もしにくいので、初心者におすすめです。
梅シロップはアレンジの幅が広く、炭酸で割って飲むもよし、ゼリーにしてもよし、そのままかき氷にかけてもよしと、いろんな楽しみ方をできます。
梅仕事②梅酒
晩酌のお供に梅酒を作ってみませんか?作り方は梅シロップに、お酒を加えることで作れます。
最低でも半年ほどは漬けますが、漬ける期間が長いほど、梅のおいしさが増します。
ホワイトリカーで漬けるのが一般的ですが、ラム酒やブランデーなどお酒の種類によっても、味が変わりますよ。
梅仕事③梅干し
日本の代表的な保存食「梅干し」。作るのが大変なイメージがありますが、ポイントを抑えれば初心者でも作れます。
赤紫蘇を入れれば赤い梅干しを、入れないと白い梅干しを作ることができます。
余った紫蘇から、ゆかりや梅酢など、丸ごと楽しんでみて下さい。
梅仕事④さしす梅
あまり耳にしたことのない方も多いかもしれませんが、「さ=砂糖」「し=塩」「す=酢」の3つの材料で作ります。
液に漬け込んだ状態で梅干しができるので、カビが生えずらく失敗が少ないです。
梅の実は梅干しとして、漬け終わった液体は梅酢として再利用できて、余すことなく楽しめます。
梅仕事⑤梅ダージリン
梅と紅茶の組み合わせは相性抜群。漬け終わった梅をダージリンに漬け込むことで、フルーティで香り高いシロップができます。
なべに材料を入れて沸かしたら、あとは漬け込むだけの簡単レシピ。
毎年漬け終わった梅をどうすればいいか悩んでいた方、今年は梅ダージリンを楽しみませんか?
まとめ
梅は加工することで、いろんな表情を見せてくれます。手間暇かけた梅は、味を楽しめるだけでなく、作った達成感もあります。
梅のゆっくりと変化していく様子を見ながら、季節を感じてみませんか?
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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