こんにちはよしみけです。
昔と今では、食物アレルギーの数が大きく違います。
特に、卵・乳・小麦の3つのアレルギーはとても多いです。
食物アレルギーの原因はなにか?食物アレルギーは発症しても治せるのか?
体の中でなにが起こって食物アレルギーになるのか、一緒に見ていきませんか?
目次
食物アレルギーの原因
卵・小麦など食物アレルギーを持っている方って意外と多いのは知ってますか?
同じ食材なのに、アレルギーが出る人出ない人がいるのは、何か原因があるのでしょうか?
まずは、どんな原因があってアレルギーとなるのか見ていきましょう。
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれるアレルゲン(アレルギーの原因となる物質。主にたんぱく質)と、免疫機能が過剰に反応することで起きます。
通常は、体の栄養源である食べ物に、免疫が反応することはありませんが、免疫機能や消化吸収機能に問題があると、免疫が反応してしまいます。
一度アレルギー反応が出てしまうと、免疫細胞からigE抗体という物質が作られます。
アレルゲンが体に入るたびに、抗体が反応し、原因となる物質を排除するため、様々な場所でかゆみや息苦しさなどの症状が出ます。
食物アレルギーの種類
食物アレルギーは大きく5つの種類に分けることができます。
即時型
食後2時間以内に、じんましん・咳・呼吸困難を起こすタイプ
皮膚・呼吸器など、複数の臓器に同時に症状が起こると、アナフィラキシーと呼ばれます。
口腔アレルギー症候群
花粉に対するigE抗体が原因で、果物・野菜などに反応する即時型のアレルギーです。
消化されると反応がなくなるため、基本的に口の中がピリピリして痒くなる程度ですが、大量に摂取すると全身に症状が出る場合もあります。
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
食べるだけなら大丈夫でも、運動をすることで腸での消化や吸収に変化が起きるのが原因で、未消化なたんぱく質を吸収してアナフィラキシーが起こすことがあります。
乳児アトピー性皮膚炎
食物アレルギーが原因で起こることが多く、アトピー性皮膚炎の中で食物アレルギーの合併率は乳幼児で約40%です。
成長すると共に減っていき、小学生以上では10%ほどに下がります。
アレルギー胃腸炎
ミルクや母乳中の食物たんぱくが原因で、新生児や乳児が血便・下痢などの消化器症状を起こす病気です。
子供に食物アレルギーが多い原因は?
『子供のころは、食物アレルギーがあって〜』
と言う話をよく聞きますが、なぜ子どもの方が食物アレルギーになりやすいのでしょうか?
食物アレルギーが多い原因は、消化機能が未熟であり、アレルゲンであるたんぱく質を小さく分割することが出来ないのがひとつの原因です。
逆に言うと、消化機能が成長すると原因食物に対して耐性が付き、治ることも多いので、心配しなくて大丈夫です。
食事のスタイルの変化が原因
ファーストフード・欧米の食生活など、日本人の食事スタイルが大きく変化したことも、食物アレルギーが増えた原因のひとつです。
食物アレルギーは、子供だけがなると思いがちですが、大人になってからも突然発症することがあります。
しかも、大人になって発症すると治りにくい
美容や健康のために毎日同じものを食べていると、アレルギーになることが多いので、間隔を空けて食べるのをおすすめします。
食物アレルギーの原因となる食べ物はどんなもの?
小麦・卵・乳などはアレルギーがあるとよく聞きますが、その他にも「その食材もアレルギーの原因になるの?」というものもあります。
特定原材料7品目
表示義務があり、必ず表示しなければなりません。
よく目や耳にするので、知っている方も多いと思います。
卵・乳・小麦・そば・落花生・かに・エビの7品目が、特定原材料にあたります。
特にそばは、食物アレルギーの中でも重度になりやすいので、注意が必要です。
特定原材料に準ずるもの28品目
表示義務はありませんが、表示を推奨されています。
特定原材料7品目、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、桃、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ、ごま、カシューナッツ
こちらの21品目が推奨されています。
意外と果物がアレルギーの原因になりますので、心配な方は缶詰→生の果物と段階を踏んで食べるのがおすすめです。
食物アレルギーの表示義務がないことも
・店頭で量り売りする惣菜・パンや、ショーケースのケーキなど、その場で梱包されるもの。
・注文して作るお弁当
こちらには、食物アレルギーの原因物質が入っていても、表示義務がないため、買うときには注意が必要です。
食物アレルギーの不安があるときは、店員さんにどんな食材が入っているか確認しましょう。
28品目はあくまでも表示義務や推奨されているもので、食材のほとんどに食物アレルギーが起こる可能性があります。
食べた後に違和感があれば、一旦食べるのをやめましょう。
3大食物アレルギー
食物アレルギーの中で、卵・乳・小麦の3つは3大アレルギーと呼ばれています。
乳幼児のアレルギーの原因の内、約70%がこの3つのどれかの食物アレルギーを持っていると言われてます。
卵の場合は、生はダメだけど加熱すれば食べれる、卵白はダメだけど卵黄は大丈夫など、卵アレルギーと言っても人によって違いがありますので、気をつけましょう。
乳や小麦にも、同じようなことが言えます。
意外と見落としてしまうのが、調味料です。
マヨネーズには卵、バターには乳、醤油には小麦が入っています。
アレルギーの原因である食材だけでなく、調味料の原材料もしっかり確認しましょう。
5大食物アレルギー
3大アレルギーに、そば・落花生を合わせて、5大アレルギーと呼ばれています。
アレルギーの原因である、そば・落花生(ピーナッツ)は少量でもアナフィラキシーを発症しやすく、重篤になりやすいため注意が必要です。
落花生のアレルギーがあっても、その他のナッツを除去する必要はありません。
ただし、加工品やお菓子にピーナッツバター・ピーナッツが入っている場合も多いので、原材料は必ず確認しましょう。
7大食物アレルギー
5大アレルギーに、かに・エビを足したものが7大アレルギーです。
こちらもそばや落花生と同様に、発症した場合は重篤になりやすいので、注意しましょう。
食材だけに気を付ければいいように感じますが、せんべいなどお菓子が原因で発症することもあります。
まとめ
食物アレルギーになると、食事に気を使うことが増えますが、今はアレルゲンフリーレシピやメニューなども増えています。
普通のスーパーには、まだまだアレルゲンフリーの食材が少ないので、成城石井やカルディなどに行くと、種類も豊富に揃っているのでおすすめです。
食物アレルギーは一度発症したら、治らないわけでなく、原因があるということは解決することもできます。
時間をかけて食事を見直して、食物アレルギーをなくしていきましょう。
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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