こんにちはよしみけです。
子供のご飯は大人と違い、いろんな悩みが出てきます。
特に乳児から幼児へと変わる、2〜3歳児のご飯の悩みが多いです。
どうすれば、ご飯の悩みが解消されるのか?
イライラせずに食事ができるのか?
現役保育園調理員が、皆さまのお悩みに答えたいと思います。
目次
ご飯を食べないのはなぜ?
「0〜1歳の時は好き嫌いなくなんでも食べたのに、近頃好き嫌いが増えてきて…」
こういう声は多いです。
好き嫌いが出てきたということは、子供の自我が芽生えてきたということです。
「緑色のものは美味しくなかったから食べない」
こんな風に、子供の中で好きと嫌いを選択し始めていきます。
ご飯以外にも、日常の生活でもこういった様子が見えてきますが、誰しもが通る道です。
自我が芽生えるのは、成長の証でもあるので、
「子供も成長したんだなー」と前向きに考えていきましょう。
子供が野菜を食べない
ご飯の悩みで一番多いのは、
野菜を食べない
やはり、この悩みが多いです。
細かく刻んだり、好きなものと混ぜたり、いろんな工夫がされていると思いますが、ママパパが負担なくできる方法でやっていきましょう。
無理やり食べさせると、子供にとって嫌な思い出に変わり、ますます食べなくります。
苦手な野菜はあってもいい
大人でも苦手な野菜があると思います。
全部の野菜を食べないのは問題ですが、
しめじは食べれないけど、ピーマンは食べれる
かぼちゃは食べれないけど、人参は食べれる
など、違う野菜で栄養を補えるなら問題ないです。
あまり無理強いさせず、気持ちの余裕がある時に、苦手な野菜に挑戦してみて下さい。
ご飯を食べないから、マヨネーズをかけるはNG
野菜を食べないからと言って、マヨネーズやドレッシングをたっぷりかけるのもやめておきましょう。
マヨネーズやドレッシングに頼ってしまうと、野菜の味よりもソースの味を求めるようになり、野菜嫌いの解決にはなりません。
好きなものばかり食べる時の対処法
食べてくれるのは嬉しいですが、好きなものばかり食べるのも困りますよね。
主食と主菜・副菜とスープの場合、それぞれの対処法を見てみましょう。
主食や主菜の時(肉・魚・ご飯など)
主食・主菜ばかり食べて、野菜を食べない場合は、
おかわりは全部食べてから
おかわりは1回だけ
などのルールを作ってもいいです。
ルールを作るのはちょっと…という方は、これくらいならおかわりしてもいいかな?という分量だけ、食卓に並べましょう。
視覚的におかわりがないと分かれば、諦めざるを得ませんので、子供自身が納得しやすいです。
副菜・スープの時(野菜・汁物)
副菜は野菜を使った料理が多いので、少しくらい多めに食べても大丈夫です。
スープなどは、飲みすぎるとお腹いっぱいになってしまい、ほかのごはんを食べれなくなります。
どうしてもスープばかり飲む場合は、具だくさんスープにして、野菜も食べながらスープも、飲めるようにするのもおすすめです。
嫌いなものを食べない時の対処法
みなさん頭を悩ますのは、嫌いなものを食べない時だと思います。
泣き叫び、茶碗を払うなど、楽しい食卓が一気に阿鼻叫喚になります。
とりあえずその場を収めるために、好きなものをあげたり、嫌いなものを下げたりしていませんか?
この習慣がくせになると、泣けばいいんだと覚えてしまうので、どんどん事態は悪化します。
ではどうすればいいのか?
楽しいご飯の時間にする
当たり前と思っているかもしれませんが、意外と出来ていない家庭も多いのではないでしょうか?
「この野菜美味しいね」
と美味しそうに食べたり
「どんな味がするかな?」
と食べ物に興味が持つような話し方をしてみましょう。
少し遊びを取り入れる
電車が好きな子なら、
「人参列車が○○くんのお口に到着ー」
など、好きなことと嫌いな野菜を結び付けてあげると、子供も楽しく食べてくれます。
お手伝いをしてもらう
お手伝いは休みの日におすすめです。
野菜を洗ってもらったり、混ぜてもらったりし、
「○○くんが作ってくれたごはんだね。」
そんな風に声をかけてみましょう。
自分で作ったご飯だと達成感があり、いつも食べない野菜も食べてくれます。
ご飯をスプーンで食べない。手で食べたら注意する?
0〜1歳児にとって手でご飯を食べることは重要ですが、2〜3歳児はどうでしょうか?
まだまだ、上手くスプーンを使えないこともあるので、手を使っても大丈夫です。
ただし、あくまでも補助として使いましょう。
ご飯やスープを手で食べるという場合は、
「こうすると上手にとれるよ」
など、持ち方を見せたりして、一緒に食べてみましょう。
食べ遊びをしてしまう時はどうする?
始めは、大人しく食べていたのに、時間が経つにつれ遊んでしまう。
保育園や外では大人しく食べるのに、家だと遊んでしまう。
せっかく作ったご飯で遊ばれると、ムッとした気持ちになると思います。
まず遊ぶ理由ですが、
①家だと甘えて遊ぶ
②お腹いっぱいで遊ぶ
③食への興味があまりない
こういった理由が挙げられます。
家だと甘えて遊んでしまう場合
食べさせてあげたり、膝の上に乗せてあげたりと、大人がやってしまいがちですが、始めからやってあげるのはやめましょう。
基本的には自分で食べる習慣を身につけて、集中力がきれたりしたら、補助的に大人が手伝ってあげるイメージです。
お腹いっぱいで遊ぶ場合
もしかしたら、もともとの量が多かったり、少食なのかもしれません。
少し量を減らして、食べきる量を入れ、食べきったら、
「お皿ピカピカだね」
など、子供を褒めてあげましょう。
お皿がピカピカになると褒めてもらえる→嬉しい気持ちになる→ごはんを食べよう
こういう気持ちになるので、いつもの盛り付けてる量が多くないか、確認してみましょう。
食に興味がない場合
そもそも食べるよりも遊ぶ方が好きな子には、まず食べる楽しさを教えてあげましょう。
一緒にお手伝いしたり、プランターで野菜を栽培したり、達成感を感じさせてあげると、自然と食に興味を持ちます。
一緒に買い物に行って、
「○○くん、今日はカレーを作るから、人参・じゃがいも・玉ねぎを探してみよう」
など、普段の買い物でも、宝探しゲームのように野菜に触れてみるのも、手軽にできておすすめです。
ご飯を食べないのに、おやつばかり欲しがる時
子供も大人も甘いものは大好きです。
ご飯は食べないのに、おやつはおかわりコールが鳴り止まない
そんな時どうすればいいのか?
子供に取っておかわりをするというのは、達成感を感じることが出来て嬉しいことです。
1個の大きいおやつよりも、2個に分けた小さいおやつの方が、満足感を味わえることができます。
全体の量は変えなくていいので、
例えば、1個の大きいおやつではなく、1/3ずつに分けたおやつを、2個始めに出して、残りの1個はおかわり用
こんな風にすると、おかわりもできて満足感を味わえて、おかわりコールも少なくなると思います。
あと、食べる前に
「おやつはこれだけだから、1回しかおかわりできないよ」
っと始めに、おかわりの回数を言っておくと、子供はしっかり理解してくれます。
2〜3歳児は、まだ上手く話すことが出来ませんが、こちらの話はよく理解しています。
まだ言ってもわからないだろうと思わず、話しかけみましょう。
まとめ
2〜3歳児は、イヤイヤ期や自我を持ち始めて、大変な時期です。
その場を収めるために、子供の言うことを聞いてしまいがちですが、粘り強くいきましょう。
泣いても暴れても要求が通らないと分かれば、次第にそういった行動は少なくなります。
この時期は、子供が勝つのか大人が勝つのかの根比べですので、みなさん負けないようにしていきましょう。
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و
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