【元パティシエ直伝】キャラメルソースを牛乳で?分離しない作り方

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こんにちはよしみけです。

デザートにいろんなソースが使われますが、濃厚なキャラメルソースって美味しいですよね。

美味しいキャラメルソースが手軽に作れたら嬉しくないですか?

実は自宅でも簡単に、特別な材料や道具も必要なく作れます。

基本的に生クリームを使って作りますが、「わざわざ買うのも…」そんな方のために、牛乳で美味しく作れるレシピをご紹介します。

cookpad.com

見事クックパッドのキャラメルソースランキングで1位になりました!

なぜキャラメルソースは、牛乳で作らないの?

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キャラメルソースを作るレシピのほとんどは、生クリームを使いますが、なぜなんでしょうか?

それは、乳脂肪分が低いと失敗しやすいからです。

生クリームを使う場合でも、乳脂肪分35%のものより、38〜40%の方が分離しにくいです。

ただし、乳脂肪分が45%のように高すぎると、もったりしたソースに仕上がります。

牛乳で作る時は、低脂肪牛乳は使わずに、普通の牛乳を使いましょう。

キャラメルソースを、分離しないように作るポイント

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ポイントを守れば、自宅で簡単に作れますので、一緒に見ていきましょう。

砂糖は混ぜずにそのまま

始めに、砂糖と水を入れて火にかけていきますが、この時木ベラなどで混ぜてはいけません。木ベラなどで直接混ぜてしまうと、砂糖が結晶化してしまい、ザラザラしてしまいます。

混ぜないと焦げそうと思いがちですが、弱火〜中火で火にかけていけば、混ぜなくても砂糖が溶けます。砂糖が溶けたら、鍋を揺すって均一に色付けていきます。

牛乳は事前に温めておく

冷たい牛乳をキャラメルに入れると、急激に温度が下がり固まってしまい、失敗の原因になります。沸騰直前まで温めて、キャラメルと温度を近づけておくことで、分離しにくくなります。

牛乳は少しずつ入れる

一気に牛乳を入れると、上2つのポイントを押さえていても失敗します。少しずつ乳化させるように混ぜるのが、成功の鍵です。

失敗しないキャラメルソースレシピ

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【材料】
・砂糖50g
・水10g
・牛乳100g

【作り方】
①.砂糖・水の順にフライパンに入れます。水は、砂糖の上に流しておくと、砂糖全体に水分がいき、ムラなくキャラメルにできます。
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②.牛乳を沸騰直前まで温める。

③.①を火にかけて、砂糖が溶けて泡立ってきたら、鍋を揺する。
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④.周りが先に濃い色になるので、周りが濃い色になったら、鍋を揺すって色を均一にする。
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⑤.全体が濃い茶色になったら、1度火から下ろして、②の牛乳を1/3ほど入れて
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⑥.混ぜ合わせます。
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さらに牛乳を1/3入れ.
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残り1/3の牛乳を入れます。
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⑦.あとは、煮詰めていき、ゴムベラですくえるほどの濃度になれば完成です。
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冷蔵庫に入れても固まらないので、スプーンですくって塗ってもいいですし、コルネを作り、カフェ風にしてもおしゃれです。
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キャラメルソース作りに便利なおすすめ調理器具

キャラメルソースを作るためには、家にあるものでも大丈夫ですが、あれば便利な調理器具があります。よしみけがおすすめする調理器具をご紹介します。

安心して使える!フッ素樹脂不使用のミルクパン(片手鍋)14cm

グリーンパンのフライパンは、世界で初めてフッ素樹脂をコーティングしないフライパンです。有害物質が発生しないため、体への健康被害の心配もありません。

キャラメルソースは少量で作ることが多いため、14cmほどの小さいフライパンが便利です。特にミルクパンは高さがあるため、煮詰める際にキャラメルがはねても火傷の心配が少ないので、おすすめです。

キャラメルソース以外にも、少量のスープを温めたり、カスタードクリームを作ったりと、いろんな用途で使うことができます。

少量のキャラメルも安全に作れる!おすすめミルクパンンはこちら!

分解してスクレッパーのようにも使えるゴムベラ

キャラメルソースを混ぜるとき、スプーンなど金属製の器具を使ってしまうと、鍋を傷つける恐れがあります。ゴムベラは柔らかいシリコン製でありながら耐熱温度180℃あるため、1本あれば重宝します。

ゴムベラはお菓子作り全般には必須のアイテムです。また、スクレッパーの代わりにもなるため、クッキーやパン作りにも使える二刀流の用途があるのがポイントです。

これ1本で二刀流!スクレッパーとしても使えるゴムベラはこちら!

火傷の心配なし!赤外線でサッと測れる温度計

キャラメル作りは慣れないうちは、煮詰めが足りなかったり、焦げたりと火加減が難しいです。そんな時、温度計があれば毎回同じクオリティを維持することができます。

通常の温度計は直接食品に触れる必要がありますが、キャラメルは高熱のため火傷の恐れがあります。しかし今回紹介する温度計は、赤外線で測れるため離れた場所から使用することができます。

揚げ物をするときなど、あらゆる場面で重宝する優れものです。

火傷知らず!赤外線でスピード計測の温度計はこちら!

キャラメルソースにはどの砂糖がおすすめ?

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キャラメルは砂糖と水だけと、シンプルな材料です。

一般的にグラニュー糖で作りますが、家には上白糖・茶砂糖しかない、なんてこともあります。グラニュー糖以外の砂糖でも、美味しいキャラメルソースが作れるのか、砂糖毎に見てみましょう。

グラニュー糖

やはり王道の味です。

見た目も、甘さや苦さのバランスがよく、キャラメルと言えばやっぱりグラニュー糖です。

上白糖

見た目は、グラニュー糖で作るものと大差ないですが、グラニュー糖よりもマイルドな味わいで、苦味より甘みが強い印象です。

キビ砂糖

白砂糖に比べると、茶色よりも黒みがかかった色です。甘さや苦さのバランスは良いですが、独特の風味があります。

黒糖

こちらも、黒みがかかった仕上がりです。黒糖の風味がより強く感じ、キャラメルというより、黒みつに近い仕上がりです。

砂糖の種類 仕上がりの色 甘さ・苦さのバランス 味の特徴・風味 向いている使い方
グラニュー糖 明るい琥珀色 甘さと苦味のバランスが良い 王道のキャラメル風味。すっきりとした甘さ スタンダードなキャラメルソースにおすすめ
上白糖 グラニュー糖と大差なし 甘みがやや強く、苦味は控えめ まろやかで優しい味わい 子ども向け・甘めのスイーツにぴったり
きび砂糖 やや濃い茶色 甘みと苦味のバランス良好 コクとほのかな風味あり 素朴な味の焼き菓子やプリンなどに合う
黒糖 黒みが強い茶色 苦味より甘み・風味が強い 黒みつのような濃厚なコク 和風スイーツやほうじ茶系のデザートと相性が良い

キャラメルはどの砂糖でも作れますが、それぞれ特徴があります。グラニュー糖や上白糖など、白砂糖から作ると、クセがなくオーソドックスな味です。

茶砂糖で作ると風味が加わるため、和なキャラメルの味になります。どの砂糖でも、美味しいキャラメルが作れるので、好みに合わせて下さい。

よくある質問Q&A

火を止めたのにキャラメルが焦げてしまった

キャラメルの焦げ具合がちょうどになって火を止めても、フライパンに残っている余熱でどんどん焦げていきます。火を止めたらすぐに、事前に用意しておいた塗れた布巾で、フライパンの鍋底を当てて余熱を止めましょう。

キャラメルソースの保存方法は?

粗熱が取れたら清潔な容器に移し替え冷蔵庫で保存しましょう。温かいまま容器に移すと水滴がついてしまい、カビが出る原因になります。また、使用する際は清潔なスプーンを使いましょう。

キャラメルソースがざらざらしてしまう

砂糖が溶けきる前にゴムベラなどを使って混ぜると、砂糖が再結晶しキャラメルソースがザラザラします。砂糖の溶け方にムラがある場合は、鍋をゆすって混ぜると再結晶を防ぐことができます。

まとめ

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キャラメルソースがあればどんなデザートにも使えます。

生クリームはちょっと高いですけど、牛乳なら手頃な値段で買えますので、ぜひ試してみて下さい。

今回もご閲覧ありがとうございます。

よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و

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元パティシエ/現保育園調理員「よしみけ」
元パティシエ&保育園調理員【食育のプロ】

初めまして!元パティシエ/現保育園調理員の「よしみけ」です。
パティシエの経験を始め、ホテルマンや専門店のサービス、保育園調理員の経歴を持ち、スマホの普及により、情報が溢れる今、正しい情報を伝えたいという想いからブログをスタート。
赤ちゃんから大人までのごはん・デザートをテーマに、食のスペシャリストとして15年以上の現場経験をもとに生きた情報をお届けします。
【保有資格】
・調理師免許
・薬膳コーディネーター
・HRS(ホテルレストランサービス技能検定)3級
・ジュニア野菜ソムリエ
・ふぐ調理師免許

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