前回はさしすせその「す」まで終わりましたが、今回は「せ」をご紹介します。
「せ」なのに、醤油?と思う方もいるかもしれませんが、昔は正油(せいゆ)と呼ばれていて、その名残からさしすせその「せ」を表しています。
醤油は日本人には欠かせない調味料ですが、離乳食でもほんのひと滴垂らすことで風味が増します。塩分が高いため使いすぎには注意が必要ですが、いつから使っていいの?適量は?などの疑問にお答えします。
いつから離乳食に醤油は使える?
家庭でもよく使われる醤油は、大豆・小麦・塩の3つの材料で作られているため、離乳食の中期頃から使用することができます。大豆と小麦を合わせ、麹菌を発酵熟成させることで、うま味を蓄えます。塩分が高めなので使用する際は、数滴垂らして風味を付ける程度で入れましょう。
醤油には小麦が含まれているため、小麦アレルギーを持っている場合は、普通の醤油ではなく、たまり醤油で代用出来ます。
本物の醤油を探せ
昔ながらの製法だと、原材料は3つとシンプルですが、醤油を買うときに裏のラベルを見たことはありますか?自宅にある醤油を手に取ってみてください。
「あれ?こんなにも原材料が入っている。」
そう思った方も多いのではないでしょうか?
スーパーの特売で売られている醤油は、安くて家計には大助かりですが、正確には醤油風のため、本物と原材料や味が大きく違います。
特売の醤油の原材料には、
【脱脂加工大豆・アミノ酸液・ブドウ糖果糖液糖・グルタミン酸ナトリウム・カラメル色素・乳酸・ステビアなど】
なかなか聞き慣れない単語が多いのではないでしょうか?原材料以外にも工程に違いもあります。
醤油は先程ご紹介したように、熟成させる事で、大豆や小麦のたんぱく質をアミノ酸やブドウ糖に変えて様々な味に変化し、コクのある旨味や香ばしい香りが出来上がります。
しかし醤油風は、たんぱく質を塩酸で分解してアミノ酸を作り、グルタミン酸ナトリウムで旨味を出し、甘味料・酸味料・カラメル色素などを入れることで、甘み・酸味・コクや色をつけ、醤油に近づけます。
本物の醤油は、1年以上も熟成させて作りますが、醤油風は、混ぜ合わせるだけなので、1ヵ月とかからずに作る事が出来ます。
醤油風が悪いわけではありませんが、1度味比べをすると、その差の違いに驚くと思います。本物は丸大豆醤油と表記され、醤油風は新式醸造醤油などと呼ばれています。
醤油の種類
醤油と一言で言っても、大きく分けると5種類に分けることができます。
種類 | 主な産地 | 特徴 | 塩分量 |
濃口醤油 | 関東地方 | 流通の8割が濃口醤油のため、全国で取扱がある。 味・コク・香りのバランスが良く、どんな料理とも相性がいい。 | 約16% |
薄口醤油 | 関西地方 | うすくち醤油とも呼ばれるが、塩分は濃口よりも高め。 色を付けたくない・素材の味を活かす料理に、おすすめです。 | 約18〜19% |
たまり醤油 | 中部地方 | 原料のほとんどが大豆のため、小麦アレルギーでも食べられる。 熟成期間が長く、濃厚でトロッとしている。 | 約16% |
再仕込み醤油 | 山口県 | 食塩水の代わりに生揚げ(きあげ)しょうゆを使って仕込む。 醤油で麹を仕込むため、再仕込みと言われます。別名「甘露醤油」 | 約16% |
白醤油 | 愛知県 | 小麦を中心に作られます。 色が淡く黄金色びため、主に素材の味を活かす料理に使われます。 糖分が12%〜16%と高いのも特徴。 | 約18% |
一般的には濃口醤油が主流ですが、地域によってそれぞれ特徴のある醤油があります。ほんの数滴で料理の味を変えるため、料理に合わせて使い分けるのがおすすめです。
紹介した5種類以外にも、卵かけごはん用、刺身用など、ユニーク用途の醤油も出回ています。
まとめ
醤油は離乳食中期から使えることができますが、塩分が強いため使うときは少量にしましょう。ほんの数滴で味の変化をつけることができるので、子どもの食欲を促す効果が期待できます。
さらに詳しい調味料の使い分けについては、こちらの記事も参考にしてください。
離乳食の調味料いつから使ってOK?塩・砂糖・しょうゆの量と注意点を解説
今回もご閲覧ありがとうございます。
よしみけ(*´﹃`*)
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