こんにちは、よしみけです。
皆さんは「重ね煮」という料理法をご存知でしょうか?
味の濃いものは美味しいですが、油や添加物が多く含まれていることもあり、食べすぎると体に負担がかかることもあります。そんな中で注目されているのが、素材の味を活かしたシンプルな料理法である重ね煮です。
この記事では、重ね煮の基本や考え方について紹介します。体にやさしく、素材の美味しさを引き出してくれる料理を日々の食事に取り入れてみませんか?
重ね煮とは?

重ね煮とは、食材を鍋の中に順番に重ねて加熱する調理法です。
野菜や食材が持つ水分を活かして調理するため、だしや油を多く使わなくても、素材本来の旨味を引き出すことができます。
この調理法は、自然食の考え方のひとつである陰陽の考え方がもとになっています。すべての物に陰陽があり、その性質の違いを組み合わせ調理をします。
体を温める陽の食べ物、体を冷やす陰の食べ物を組み合わせて、体の中の陰と陽のバランスを改善します。
重ね煮では、その性質を意識して食材を重ねることで、鍋の中で味のバランスが整うとされています。
名前だけ聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際の調理法はとてもシンプルです。
重ね煮の特徴
重ね煮にはいくつかの特徴がありますので、それぞれ紹介します。
素材を丸ごと使う

重ね煮では、野菜をできるだけ丸ごと使うことを大切にします。
野菜は皮と身の間に栄養が多く含まれているため、皮ごと料理することで素材の栄養を無駄なく取り入れることができます。
基本的には皮むきやアク取りをせずに調理します。野菜のアクも個性の一つで、苦味や渋みが味に深みを与えてくれることがあります。
ただし、里芋や山菜などアクの強い食材は下処理としてアク抜きを行います。
食材を順番に重ねる

重ね煮とは文字通り、素材を順番に重ねていき、鍋でコトコト煮ていく料理です。
特別な器具や素材は必要ないですが、重ね煮で大切なのが、食材を重ねる順番です。
はじめに、体を冷やす性質の陰性の素材を下にし、体を温める性質の陽性の素材を上に重ねます。
そのままフタをして火にかければ、食材から出る水分と素材の持つ陰陽が調和され、優しい味になります。
味付けは、素材の味を生かすために、だしは使わずに塩・醤油・味噌などでシンプルな味付けにします。油・砂糖・化学調味料などを使わなくてもすむため、離乳食にもぴったりです。
陰陽の考え方

重ね煮の背景には、陰陽という考え方があります。
陰と陽は互いに反対の性質を持つとされ、バランスをとることで調和が生まれると考えられています。
陰の性質

陰は、外に向かって広がる遠心的なエネルギーを持つとされています。
特徴として軽い・広がる・冷たいなどの性質を持ち、ゆるめたり冷やしたりする働きがあるとされています。
陽の性質

陽は、中心に向かって収縮する求心的なエネルギーを持つとされています。
特徴として重い・縮まる・熱いなどの性質を持ち、締めたり温めたりする働きがあるとされています。
中庸の性質

陰と陽のどちらにも偏らない性質のことを中庸と言います。
体のバランスを保つ役割があり、どちらかに偏らない食事を心がけることが大切とされています。
食材の陰陽
どんな素材にも陰陽があり、なぜその素材が陰陽なのか理由があります。陰陽の食べ物を知ることで、体調に合わせた食事ができます。
陰性の食べ物

体をゆるめる作用があるため、夏に取れる野菜や果物・熱帯地方で取れる砂糖・コーヒー・スパイス類などがあります。
香辛料・ナス・トマト・きのこ類・葉物(ほうれん草など)・きゅうり・果物全般・砂糖・コーヒー・ウイスキー・アイスクリームなどがあります。
熱帯地方は暑いですから、陰性の食べ物を食べて体をゆるめ、熱を逃がし冷まします。
陽性の食べ物

体を締める作用があるため、秋から冬にかけて取れる野菜や果物、肉・魚などがあります。
肉・魚・梅醤番茶・醤油・味噌・梅干し・塩などがあります。
冬に、さつまいもなどの根菜類が旬になるのは、冬の寒さを乗り切るために、体を温めるからです。
中庸の食べ物

陰陽どちらにも偏らない食材です。
米・穀物(きび・あわ・ひえなど)・豆類・海藻などがあります。
日常の食事の中心になる食材です。
重ね煮を学べるおすすめの本
重ね煮や自然食の考え方を学びたい方に、読みやすい本をご紹介します。
重ね煮は、子どもだけでなく大人の方にもおすすめですので、ぜひ手に取ってみて下さい。
アトピーっ子も安心の離乳食―ママから取り分ける簡単レシピ
我が子が小さい頃にお世話になった本で、作り方が丁寧に書かれています。
難しい解説はなく、ただ食材を重ねて作るシンプルな内容です。離乳食で悩んでいる方におすすめの一冊です。
図解 よくわかる陰陽調和料理―健康をつくる食べ方入門 (健康双書)

図解 よくわかる陰陽調和料理―健康をつくる食べ方入門 (健康双書)
レシピというより、重ね煮の背景にある考え方を知りたい方におすすめの本です。
陰陽とは何か、なぜ食材を順番に重ねるのかなど、基本が分かりやすく解説されています。
おばあちゃんの手当て食―自然の力で癒す食の処方箋
こちらもレシピ本ですが、主に体調を崩した時に食べるお手当食についてです。
食材の性質や、体調に合わせた食事の考え方が分かりやすく書かれています。今でも、体調を崩した時はお世話になっている本です。
重ね煮は素材が大切

重ね煮では、素材そのものの味が料理の美味しさに大きく関わります。いくら素材を丸ごと食べたり、陰陽のバランスを整えても、素材が悪ければ効果は薄れます。
- オーガニックの野菜
- 自然に近い環境で育てられた肉や魚
- 添加物の少ない調味料
など、自然に作られた素材を選びましょう。
もちろんそれ以外はダメではありませんが、素材を丸ごと食べると言うことは、皮なども食べます。
ですが、皮ごと食べることも多い料理なので、安心できる素材を選ぶとより良いとされています。
まとめ

重ね煮とは、食材を順番に重ねて加熱するシンプルな調理法です。
素材の水分や旨味を活かすことで、少ない調味料でも美味しい料理を作ることができます。
特別な調理器具も必要なく、家庭でも簡単に取り入れることができます。ぜひ一度、重ね煮を日々の食事に取り入れてみてください。
ご閲覧ありがとうございます。
よしみけ٩(ˊᗜˋ*)و





コメント